JRAジャスタウェイ社台SS“卒業”の「原因」がついに復帰。川田将雅「何事もなく次走を迎えられたら……」単勝1.4倍裏切りのリベンジへ
24日、社台スタリオンステーション(以下、社台SS)が2021年度の繋養全種牡馬の種付け料を発表した。
最高額はロードカナロアの1500万円。前年から500万円のダウンとなったが、種牡馬リーディングでディープインパクトに次ぐ2位につけている実績を考えれば、トップに立つのは当然といったところだろう。
次に高額な種付け料はキズナ、エピファネイア、ドゥラメンテが並んで1000万円。キズナ産駒は芝・ダート問わず堅実な走りを見せており、エピファネイア産駒からはデアリングタクトという大物が出現、ドゥラメンテ産駒はまだ2歳世代しかいないが順調な勝ち上がりを見せている。ディープインパクト、キングカメハメハ亡き今、次世代を担う種牡馬として期待されている3頭だ。
そのほかには、今年から繋養開始となる新種牡馬ナダルが400万円、シスキンが350万円、ルヴァンスレーヴが150万円となっている。
1982年から現在に至るまで38年間、管理する種牡馬がJRAのリーディングサイアーを守り続けている社台SS。ノーザンテースト、サンデーサイレンス、ディープインパクトと名だたる種牡馬が在籍した繋養牧場だ。
そんな社台SSで繋養されていることは、種牡馬としてのステータスとも言えるだろう。
だが、新種牡馬が導入されるとなれば、去る種牡馬もいることを忘れてはならない。今年、卒業組となってしまったうちの1頭がジャスタウェイだ。
昨年は400万円の種付け料でラインアップされていたジャスタウェイだが、今年は一覧から名前を消している。
「ハーツクライ産駒の後継として期待されましたが、大物を輩出することができなかったのが痛かったですね。先日の東京スポーツ杯2歳S(G3)ではジャスタウェイ産駒のダノンザキッドが強い勝ち方をして、クラシック候補に名乗りを上げました。しかし、時すでに遅し……。
やはり、“あの馬”がいまひとつ活躍しきれなかったのが痛手でしたね。まだジャスタウェイは種牡馬を引退するわけではないので、引き続き頑張ってほしいですね」(競馬記者)
ジャスタウェイの代表産駒として期待された馬と言えば、ヴェロックス(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)を忘れてはならない。
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