GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】コパノリッキー  > 3ページ目
NEW

【徹底考察】チャンピオンズC(G1) コパノリッキー「逆転へ。過去2年と激変した状況が『鬼門』を打ち破る!元王者が手にした『進化』と『真価』とは」

【この記事のキーワード】, ,

【血統診断】

kopanokettou.jpg

 父ゴールドアリュールは言わずと知れたサンデーサイレンス系の中で最もダートで成功している種牡馬。すでにG1を8勝しているコパノリッキーだが、まだその上にスマートファルコン、エスポワールシチーという本馬よりも稼いでいる馬がいるのだから恐れ入る。

 ゴールドアリュール×ティンバーカントリーという配合の代表馬は当然コパノリッキーだが、他にも牝馬ダート戦線で大井所属馬として気を吐いているララベルがいる。

 母コパノニキータはダートで活躍し1000万下まで出世している。一族を見渡しても、活躍馬は大阪杯や毎日王冠を勝ったサンライズペガサスが目立つ程度。ある意味、ダート馬らしい地味な血統だ。

 ただ、そういった中でも目を引くのが母コパノニキータのティンバーカントリー×トニービンという配合。この配合からはダート王のアドマイヤドンが輩出されており、本馬の血統背景はアドマイヤドン×ゴールドアリュールというイメージに近い。

 基本的にはスピードが勝った配合だが、数々の名ステイヤーを送り込んだリアルシャダイの血が、スピードの持続力を支えている。

≪結論≫

『考察』で述べた通り、過去2年のチャンピオンズCには明確な敗因がある。一昨年は出遅れて、昨年はハイペースに巻き込まれた。確かにチャンピオンズCはこの馬にとって「鬼門」であるかもしれないが、少なくとも中京のダート1800mが本馬に向いていないことはないはずだ。

 何故なら、コパノリッキーは同舞台となる昨年の東海S(G2)を1:50.9の好時計で圧勝。時計がすべてではないが、これは過去2年のチャンピオンズCよりも速いタイムだからだ。

 その時、本馬は逃げたニホンピロアワーズから1馬身離れた2番手を追走していたが、1000mの通過タイムは61.2秒。直線の入り口では早くも先頭に立っており、そのまま後続に4馬身差をつけて押し切っている。

 したがって、ここで1つの仮説が成り立つ。

【徹底考察】チャンピオンズC(G1) コパノリッキー「逆転へ。過去2年と激変した状況が『鬼門』を打ち破る!元王者が手にした『進化』と『真価』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?