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2016.11.29 10:19
【徹底考察】チャンピオンズC(G1) コパノリッキー「逆転へ。過去2年と激変した状況が『鬼門』を打ち破る!元王者が手にした『進化』と『真価』とは」
監修=下田照雄(栗東担当)
「ゲートで扉を蹴っていましたが、あのくらいのスタートは問題ないと思っていました。追走の感じは良かったし、自分から上がって行って、このまま前に並べればと思いましたが、勢いが止まってしまいました。いつもとレースのパターンが違ったし、他馬との接触もあり、それでもやれると思ったのですが……」というのは騎乗した田辺裕信騎手のコメントである。
一方で、2勝目のフェブラリーSとJBCクラシックを加えて挑んだ翌年、つまりは昨年のチャンピオンズCでは一転して自分の競馬を貫いたコパノリッキー。
各コーナーの通過順位は「2-1-1-1」。これだけを見れば完全に勝ちパターンであり、何もできなかった前年の「8-10-11-10」とは大違いである。
だが、結果は7着惨敗。一体何があったのか、答えは1000mの通過タイム60.2秒に集約されており、これは前年の62.3秒より、2秒以上速いペースである。「0.2秒で約1馬身差」がつくといわれている競馬で「2秒差」は、レースの質そのものが異なっていると述べても過言ではない。
実際に上位を占めたのは、前年と打って変わって後方の馬たち。中団から抜け出したサンビスタは然ることながら、2着ノンコノユメは直線15番手から、3着サウンドトゥルーは最後方の16番手から、4着のロワジャルダンも13番手からと、コパノリッキーら先行勢は壊滅している。
なお、道中でコパノリッキーに絡んだクリノスターオー、ガンビットはそれぞれ15着と16着に大敗している。
「1~2コーナーで絡まれて息が入らず、厳しかったですね。それに1コーナーからゴールまで、手前を替えませんでした。ある意味、この馬のウィークポイントが出たレースだったかもしれません」と述べたのは武豊騎手だ。
3度目の正直となる今年は、この「鬼門」を乗り越えることができるのだろうか。
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