GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】コパノリッキー  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】チャンピオンズC(G1) コパノリッキー「逆転へ。過去2年と激変した状況が『鬼門』を打ち破る!元王者が手にした『進化』と『真価』とは」

【この記事のキーワード】, ,

「ゲートで扉を蹴っていましたが、あのくらいのスタートは問題ないと思っていました。追走の感じは良かったし、自分から上がって行って、このまま前に並べればと思いましたが、勢いが止まってしまいました。いつもとレースのパターンが違ったし、他馬との接触もあり、それでもやれると思ったのですが……」というのは騎乗した田辺裕信騎手のコメントである。

 一方で、2勝目のフェブラリーSとJBCクラシックを加えて挑んだ翌年、つまりは昨年のチャンピオンズCでは一転して自分の競馬を貫いたコパノリッキー。

 各コーナーの通過順位は「2-1-1-1」。これだけを見れば完全に勝ちパターンであり、何もできなかった前年の「8-10-11-10」とは大違いである。

 だが、結果は7着惨敗。一体何があったのか、答えは1000mの通過タイム60.2秒に集約されており、これは前年の62.3秒より、2秒以上速いペースである。「0.2秒で約1馬身差」がつくといわれている競馬で「2秒差」は、レースの質そのものが異なっていると述べても過言ではない。

 実際に上位を占めたのは、前年と打って変わって後方の馬たち。中団から抜け出したサンビスタは然ることながら、2着ノンコノユメは直線15番手から、3着サウンドトゥルーは最後方の16番手から、4着のロワジャルダンも13番手からと、コパノリッキーら先行勢は壊滅している。

 なお、道中でコパノリッキーに絡んだクリノスターオー、ガンビットはそれぞれ15着と16着に大敗している。

「1~2コーナーで絡まれて息が入らず、厳しかったですね。それに1コーナーからゴールまで、手前を替えませんでした。ある意味、この馬のウィークポイントが出たレースだったかもしれません」と述べたのは武豊騎手だ。

 3度目の正直となる今年は、この「鬼門」を乗り越えることができるのだろうか。

【徹底考察】チャンピオンズC(G1) コパノリッキー「逆転へ。過去2年と激変した状況が『鬼門』を打ち破る!元王者が手にした『進化』と『真価』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  7. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  8. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  9. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  10. 「前の馬が邪魔で」武豊の口から飛び出した恨み節……レジェンドを「終始ブロック」した相手と最後は共倒れ?