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JRA藤岡康太「思考停止」騎乗で1番人気撃沈……「溜める競馬をと言われて」も展開真逆の大誤算! 不可解騎乗にファンは阿鼻叫喚

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 13日、中京競馬場で行われた10Rつわぶき賞(1勝クラス・芝1400m)は、4番人気カイトゲニーが未勝利戦からの連勝で2勝目を手に入れた。2着に6番人気ネクストストーリーが入り、1番人気のグランデフィオーレは3着に敗れた。

 1勝クラスとはいえ、この日のWIN5対象レースに指定されたレース。単勝2.7倍の1番人気に支持されたグランデフィオーレ(牝2、栗東・藤岡健一厩舎)の走りには異例の注目が集まった。

 8頭立てのレース。好スタートを決めたグランデフィオーレは先頭に並びかけるほどの行き脚の良さを見せた。このまま好位追走すると思われたが、鞍上の藤岡康太騎手が手綱を引っ張ったことで馬と喧嘩をするような格好となり、ズルズルと後退してしまう。折り合いを欠いた状況が直線まで続き、大外に持ち出されたものの伸びを欠いた。

 レースを先導したカイトゲニーが刻んだラップは前半3ハロン35秒4のスローペース。コンビを組んだ柴田大知騎手にとっては、まさにしてやったりの逃げ切りだった。それだけに、同馬よりも前の位置にいながら後方へ下がったグランデフィオーレにとっては、あまりにもったいない展開だったといえる。

 レース後、藤岡康騎手は「陣営からは少し溜める競馬をと言われていました。上手にスタートを出てくれましたが、良いところでおさまりが利かず、最後に脚を使ってくれているだけにそこがもったいなかったです」とコメント。どうやら抑える競馬の指示が出ていたことが原因だったようだ。

 上がり3ハロンNo.2となる33秒9の脚で上がっても、道中の半分以上で終始手綱を引っ張られ続けては、末脚が不発に終わったのも無理はない。スムーズにレースを運べていればと思える3着で、藤岡康騎手の一見”不可解な騎乗”に納得のいかなかったファンが多数いたのもやむを得なかっただろう。

 これに対し、ネットの掲示板やSNSでは「馬よりも騎手を教育して欲しい」「完全に騎手の差」「あんな乗り方でよく3着に」と厳しい意見が相次いだ。

「長距離戦ならまだしも、1400mの競馬であれをやってしまったのは致命的と言わざるを得ません。折り合いを最優先にする日本人騎手の悪いところが出てしまった感じですね。

 外国人騎手が有難がられるのは好位で折り合いをつけられる技術がある上に、ペースによっては陣営の指示に関係なく、自分の判断でポジションを変えられるところでしょう。

 騎手にとって調教師や馬主の指示は重要ですが、あそこまで馬と喧嘩をするくらいなら、いっそ行かせてしまうのも選択肢の一つだったように思います」(競馬記者)

 陣営から指示があったとはいえ、何も知らずにレースを見ると、見様によっては”あらぬ疑い”すらかけられても仕方がないような騎乗だったことは確かである。

 思い起こせば父のドゥラメンテも2015年の共同通信杯(G3)で石橋脩騎手が折り合いをつけることが出来ずに2着に敗れている。奇しくも産駒であるグランデフィオーレも同じような敗戦を喫してしまった。

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