
JRAアリストテレスVSサトノフラッグVSヴェルトライゼンデ!「打倒コントレイル」へ有馬記念(G1)ファン投票「3歳」3、4、5位がAJCC(G2)で激突!
「打倒コントレイル」を掲げる同世代のもう1頭で、忘れてはならないのが日本ダービー(G1)3着の実績があるヴェルトライゼンデ(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。この馬もAJCCからの始動が予定されている。
2歳のホープフルS(G1)で2着と、勝ったコントレイルに0.2秒差だったヴェルトライゼンデ。ちなみに同世代でコントレイルに0.2秒差以内に迫った馬はデアリングタクト、サリオス、アリストテレス、そして本馬だけ。この馬もまたコントレイル以外の同世代に後れを取るわけにはいかない存在だ。
「関西からの遠征となりますが、陣営は早くから中山の2200mに関心を持っていたようです。実績に今秋も元々はセントライト記念から始動する予定でした。菊花賞(7着)は明らかに長い距離でしたし、度外視していいでしょう。
代わりに出走した神戸新聞杯(G2)では、ほぼ最後方からコントレイルを上回る上がり最速の末脚で追い込んでの2着。この距離なら、そう簡単に負けていい馬ではありません」(同)
また、明け4歳からはオークス(G1)でデアリングタクトに0.1秒差だったウインマリリン(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)もAJCCに向けて調整されている。
秋の秋華賞(G1)では15着と大きく崩れたウインマリリンだが、前走のエリザベス女王杯(G1)では3歳最先着となる4着。やはり距離は2000m以上は欲しい馬なのだろう。牡馬との力関係は不明ながら、デアリングタクトのジャパンCの力走からも侮れない存在だ。
他にも、昨年の2着馬でG2常連のステイフーリッシュや、中山が得意のジェネラーレウーノなども参戦を予定。
競馬界を牽引してきた歴史的名馬たちが去り、新たな時代を迎える2021年。1月のAJCCは、その主導権を巡る熱い戦いが期待できそうだ。
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