GJ > 競馬ニュース > 菊花賞は「3000m」の必要があるのか?  > 2ページ目
NEW

JRA武豊VS識者論争再び!? 菊花賞は「3000m」の必要があるのか?「理由がない限り出ないレース」コントレイルがジャパンCで敗れた「1000mの差」

【この記事のキーワード】, ,

JRA武豊VS識者論争再び!? 菊花賞は「3000m」の必要があるのか?「理由がない限り出ないレース」コントレイルがジャパンCで敗れた「1000mの差」の画像3

 近2年を連覇したフィエールマンは、いずれもここを春の最終戦として休養。2015年の勝ち馬ゴールドシップや16、17年を連覇したキタサンブラックは歴史的な強さを誇った名馬だが、やはり次走の宝塚記念で1番人気を背負って敗れている。

 そういった事情もあり、近年の天皇賞・春を巡っては記者や識者の間で、毎年のように「距離短縮論」が展開されている。そこへ武豊騎手が反対の意を示したのは有名な話だ。

 ジャパンCで歴史的名勝負を演じたアーモンドアイとデアリングタクトは、前走共に2000mのレースを消化していたことに対して、コントレイルは3000m。コンマ1秒を争う競馬の世界で、この1000mの差は無視できないものになっている。

 また、フィエールマンが3カ月半ぶりのレースで菊花賞馬になった際「規格外」と称されたように、菊花賞は過去を遡っても、ぶっつけ本番が利かないレースである。その主な原因が「3000m」という特殊な距離にあるともいえるだろう。

 その結果、コントレイルは先輩の例に倣って神戸新聞杯から始動。ジャパンCで秋3戦目だったことも、大きな敗因の1つだったに違いない。

 2000mの皐月賞、2400mの日本ダービー、そして3000mの菊花賞。若駒にとっては過酷な距離との戦いを強いられる牡馬三冠レースは、厳しいこそ価値が高いともいえる。しかし、「将来」を見込んで考えれば、牝馬三冠の秋華賞のように距離延長にこだわる必要はないのかもしれない。

JRA武豊VS識者論争再び!? 菊花賞は「3000m」の必要があるのか?「理由がない限り出ないレース」コントレイルがジャパンCで敗れた「1000mの差」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  5. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  7. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  10. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆