GJ > 競馬ニュース > 藤沢和雄調教師 武豊騎手からの“非情”宣告とは...  > 2ページ目
NEW

JRA「秋かよ――」藤沢和雄調教師が今でも忘れない武豊の“非情”宣告……15年も「回り道」させられたダービートレーナーの称号

【この記事のキーワード】, ,

JRA「秋かよ――」藤沢和雄調教師が今でも忘れない武豊騎手の非情宣告……15年も「回り道」させられたダービートレーナーの称号の画像2

「いい馬ですね。秋には絶対よくなりますよ」

 しかし、まさにこれから管理馬でダービー制覇を目指す藤沢調教師からすれば複雑な心境だった。「秋かよ――」いくら手放しで絶賛されても「秋」では、遅いのだ。

 しかも武豊騎手はあくまで”代打”。ダービー本番では最大のライバルとなるタニノギムレットの騎乗がすでに決まっていた。

 これではまるで「今の時点では、タニノギムレットには敵いませんよ」といわれているようではないか――。だが、残念なことに”予感”は的中する。その年の日本ダービーは武豊騎手のタニノギムレットが優勝。藤沢調教師のシンボリクリスエスは1馬身差の2着と煮え湯を飲まされた。

 そして天才騎手の“予言”通り、シンボリクリスエスは秋に本格化。古馬を相手に天皇賞・秋と有馬記念を勝った。その年の最優秀3歳牡馬の座をタニノギムレットから奪い取ったのは、藤沢調教師の意地だろうか……。

 結局、藤沢調教師が日本ダービーのタイトルを手にしたのは、それから15年後の2017年。「是が非でも欲しい」は積年の「悲願」に変わっていた。

 そして、そんな厩舎の快挙を成し遂げたレイデオロの母父には、シンボリクリスエスの名が刻まれていたのだった――。

JRA「秋かよ――」藤沢和雄調教師が今でも忘れない武豊の“非情”宣告……15年も「回り道」させられたダービートレーナーの称号のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  2. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  3. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  4. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  5. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
  6. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  7. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  8. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!?  ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  9. JRAジャパンC(G1)ヨシオ「冷やかし出走」疑惑に西山茂行オーナー反論! 「何言っているんだ」最強馬決定戦の“珍客”に隠された陣営の思い
  10. 【日本ダービー】ジャスティンミラノに立ちはだかる不吉な予兆!? ディープインパクト、コントレイルはクリアも…無敗の二冠馬が「1勝3敗」の落とし穴