
【ユニコーンS(G3)予想】人気のペリエールは押さえまで! 近走不振で人気を落としている実力馬を狙う
今回は7月のジャパンダートダービー(G1)の前哨戦にして、世代初の3歳限定ダート重賞となるユニコーンS(G3)を予想していく。
先週の振り返り。函館スプリントS(G3)は予想で騒いだ割に、結果として良馬場開催。△のキミワクイーンとジュビリーヘッドが1着2着に来たまでは良かったのだが、斤量と道悪が厳しいと見たトウシンマカオが3着。道悪が厳しかろうと押さえなかったのが裏目に出た。
そしてエプソムC(G3)は馬場こそ稍重と読み通りだったが、1着2着は検討すらしなかった2頭。辛うじて△マテンロウスカイが3着に来てくれたが、道悪巧者の出番なしだったので予想した側としては泣けてくる。
予想に戻ろう。
まずはいつも通り、過去10年で馬券に絡んだ31頭の前走データを見ていくことにしよう。
青竜S(OP) 10頭
条件戦(1勝クラス) 5頭
端午S(OP)、伏竜S(OP)、鳳雛S(OP) 各3頭
UAEダービー、兵庫チャンピオンシップ 各2頭
NHKマイルC、ヒヤシンスS(L)、三浦特別(2勝クラス) 各1頭
となっている。
ダート路線を歩む3歳馬が通る4つのオープン戦からの臨戦が大半。重賞ではあるが、3歳限定戦ということもあって意外に1勝クラスからでも通用する。
続いて人気順の成績を見ていく。
1番人気 2-2-0-6
2番人気 3-1-0-6
3番人気 3-2-4-1
4~6番人気 0-2-1-27
7~9番人気 2-2-4-22
10番人気以下 0-1-2-62
となっている。
1番人気と2番人気はアテにしづらいが、3番人気は安定している。軸を考えるなら3番人気だろう。近5年は、7番人気以下が7頭と半数。3歳馬だけにキャリアも浅く、馬の実力を読み切れない部分はあろうが、人気薄こそ検討すべきかもしれない。
これを踏まえて「◎」は4番ラフエイジアンとする。
前走は青竜S。スタートからスッと出てそのままハナに立って逃げ。そのまま直線に向いたが、ズルズル後退して7着に終わった。
ここまで5戦して着外に敗れたのは前走のみ。残りはすべて連対しており、実は結構な堅実派。
逃げ・先行が身上の馬なので前走のような負け方をするのは致し方ないところはあるが、4戦連続で東京ダート1600mを使われてきており、このコースは慣れたもの。また前走は休み明けだったため、叩き2走目の変わり身も期待できる。
「○」も実績の割に人気はそれほどでもない1番オマツリオトコを挙げる。
前走はニュージーランドT(G2)。中目の枠からスタートを切ってポジションを下げ、中団での追走。先行有利の流れで伸びることもなく14着に大敗した。
しかし、兵庫ジュニアグランプリ(G2)を勝ち、全日本2歳優駿(G1)でも2着とダート適性も高い。芝の重賞でも通用するスピード能力を持っており、ダート交流重賞で好走したのは心強い。
「▲」は人気サイドだが13番ブライアンセンスを推す。
前走は5月の東京ダート1600mの1勝クラス。直線に向いて外へ出されると、前にいた馬をあっさり交わして勝利した。
この馬はキャリア4戦で今のところ馬券圏内を外していない手堅い走り。デビュー自体が3月と遅く、ここまで4戦使われ通しで来ているのが若干の不安点と言えるが、勝った2レースは4馬身差、2馬身半差ときっちり差をつけて勝っており、能力値は高いのだろう。
「△」は人気になりそうだが、3番ペリエールと穴馬12番ヘンリーの2頭とする。
ペリエールの前走はUAEダービー(G2)。2番人気に推されていたが、勝ったデルマソトガケをはじめ、日本馬が前3頭を占めた中での4着。前走は海外遠征ということもあって度外視していいと思うが、国内成績は4戦3勝3着1回とほぼパーフェクト。負けたのは全日本2歳優駿で、ここでもデルマソトガケの3着に屈している。
そう考えると、デルマソトガケは規格外として、それ以外であれば十分勝負になると見ていいだろう。ただ、この全日本2歳優駿では○のオマツリオトコにも敗れているのは懸念材料となる。
ヘンリーの前走は4月京都ダート1400mの1勝クラス。直線で外へ出されると、後続に4馬身差をつけて圧勝した。この馬もキャリア4戦で今のところすべて馬券圏内に好走している。デビューから4戦がいずれもダート1400m戦だったということで、あと1ハロンの延長がどう出るかが問題になりそうだ。
ということで、今回は1番、3番、4番、12番、13番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。荒れる傾向のレースの予想の割に手堅いチョイスとなったが、組み合わせ次第では好配当も期待できよう。
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