
「謎の馬」が一躍脚光!? 元JRA田原効果でマヤノトップガン注目集まるも…… 意外なもう1頭が赤丸急上昇
元JRA騎手の田原成貴氏が昨年、『東京スポーツ』の独占インタビューに応じたことで話題になった。現役時代、華のある騎乗でターフを沸かせた名騎乗の数々は、競馬ファンから多くの支持を得ている。
華麗な騎乗で魅せる競馬が田原氏の特徴でもあるのだが、今なお伝説のG2として名高いのはマヤノトップガンとナリタブライアンの2頭が3着馬を9馬身置き去りにするマッチレースを繰り広げた1996年の阪神大賞典だ。
田原氏にとっては「ひと呼吸だけ仕掛けが早かった」と悔いが残ったレースだったようだが、前年度の年度代表馬と三冠馬の白熱した戦いはG2でありながら、G1レースよりも高い人気を誇っているほど競馬ファンを虜にした。
若い競馬ファンにとっては馴染みの薄い伝説の名手が長い沈黙を破ったことで、田原氏の名パートナーとして知られるマヤノトップガンにもスポットライトが当たった。
この効果の影響は大きかったようで、『netkeiba.com』内のみんなの競走馬ランキングではマヤノトップガンがアクセス数1位を記録し、今年の東西金杯を優勝したヒシイグアスやケイデンスコールの数字を大きく上回った。
また、これをさらに後押ししたと考えられるのが、TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』(以降ウマ娘)の放送かもしれない。本作は「実際の競走馬の物語をモチーフとし、事実に基づいた表現を心掛けたフィクション」であり、スポットライトの当たった競走馬を擬人化したウマ娘たちによって、実話をベースとする様々なエピソードが盛り込まれた物語が展開される。
4日の24時に第1回の放送がオンエアされ、トウカイテイオーを主人公としたストーリーとなっていた。
そして、トウカイテイオーもまた1年ぶりの復活勝利を決めた有馬記念で多くの感動を集め、その背中にいたのが田原氏だった。さらに、トウカイテイオーとマヤノトップガンがアニメ内で相部屋となっていたことも、田原氏との繋がりといえるだろう。
そんなマヤノトップガンフィーバーの裏で、密かに話題を呼んだのがみんなの競走馬ランキングで1位となった同馬だけでなく2位の馬だ。
なんとその名も「マ“ノ”ノトップガン」という一文字だけ馬名が異なっている馬だった。同馬は地方競馬で活躍していた馬だが、本家と比べるとその知名度の差は天地ほどの差がある。
どうやら現役時代の活躍が近かったことと、名前が酷似していたことが理由だろう。
だがきっかけはどうであれ、これまでまったく無名に近かった馬が、こうして名前を知られることとなったのはファンにとっても競馬界にとっても好影響だったといえそうだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 宝塚記念(G1)武豊の起用は「懲罰交代」が濃厚か…G1初勝利の若手が失った関係者の信頼、師匠の逆鱗に触れた「問題行動」の裏側
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
関連記事
JRA川田将雅「ルメール王朝」に一矢……武豊、岡部幸雄ら3名だけが名を連ねるMVJを超える「騎手最高の栄誉」とは
JRA京都金杯(G3)北村友一「申し訳ありませんでした」3番人気で出負け凡走……2020年「54連敗」の悪夢再び!?
元JRAジョッキー安藤勝己氏「決めてくるのが今の松山」に和田竜二は何を思う……ディープボンド中山金杯(G3)惨敗にファンからも疑問の声
JRAコントレイル世代に「緊急事態宣言」!? クラシック好走馬「惨敗」で、4歳低レベル説が再燃。頼みの綱は2週間後のアノ馬たちか
JRA中山金杯(G3)「15kgリバウンド」ヒシイグアスが重賞初制覇! 謎の体重大幅増減に惑わされたファンから悲鳴も?