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JRAオメガパフューム「左回り不安」は幻想!? 川崎記念(G1)危険な人気馬ではなく、「美味しい1頭」になる理由

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 27日、川崎競馬場で川崎記念(G1)が開催される。昨年の勝ち馬チュウワウィザードがサウジアラビア遠征を選択したため、混戦ムードとなっている。

 その中でも1番人気が予想されるのはオメガパフューム(牡6歳、栗東・安田翔伍厩舎)だ。

 昨年は史上初となる東京大賞典(G1)3連覇を達成したオメガパフューム。年間を通して負けた相手はダート王者・クリソベリルのみという成績を残している。今回の出走メンバーでは頭一つ抜けた存在だが、全幅の信頼を置けないのにはある理由がある。

 それは以前から囁かれている「左回り不安説」だ。

●オメガパフュームの通算成績
左回り[0-1-1-3/5] 右回り[9-4-1-0/14]

 右回りは一度も馬券圏を外したことがないのに対して、左回りは1勝もしていない。また、出走回数を見ても意識的に右回りのレースを使われてきたようにも感じられるだろう。あまりにも顕著なデータとなっているため、左回りである川崎コースの適性を不安視する声も上がっている。

 だが、左回りの成績を詳しく見ると、意外な事実が浮かび上がった。

●ダート左回りのレース結果
18.5.13 青竜S(OP・1600m) 3着 M.デムーロ
18.12.2 チャンピオンズC(G1・1800m) 5着 C.デムーロ
19.2.17 フェブラリーS(G1・1600m) 10着 M.デムーロ
19.11.4 JBCクラシック(G1・浦和2000m) 2着 M.デムーロ
19.12.1 チャンピオンズC 6着 L.デットーリ

 実はM.デムーロ騎手が手綱を取った時のみ、左回りで3着以内に好走している。浦和開催のJBCクラシックではチュウワウィザードをハナ差まで追いつめていることから、地方競馬は大井だけでなく左回りだったとはいえ浦和も苦にしていない。

 また、青竜S、フェブラリーSはどちらもマイル戦。2000m以上の距離で[5-4-0-0]という成績を残していることを考えれば、左回りというよりも距離に問題があったとも言えるだろう。

 さらにチャンピオンズCはM.デムーロ騎手は騎乗しておらず、C.デムーロ騎手、デットーリ騎手が鞍上を務めている。前者は過去10年の騎乗成績で右回りコースは勝率15.8%を誇る一方で、左回りは10.5%と得意にしているとは言い難い。また後者は8年ぶりの来日、わずか2週間の滞在ということで、日本の競馬にアジャストしていない状態での騎乗だったとも考えられる。この2戦については、必ずしも馬に非があったとは言い切れないだろう。

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