
JRA 「手術決断」ステルヴィオ第2のダイワメジャー襲名も!? C.ルメールが残した意味深コメントに希望……奇跡的な復活に向け光を灯す逆襲のサイン
ターフに戻ってくるのは、いつになるのだろうか……。
3日、ステルヴィオ(牡6歳、美浦・木村哲也厩舎)が喉の手術を受けることを、同馬を所有するサンデーサラブレッドクラブが発表した。
皐月賞(G1)までダノンプレミアム以外に敗れたことがなかった同馬は、「世代No.2」といえる存在だった。2歳時に朝日杯FS(G1)で2着と好走すると、翌年にはマイルCS(G1)で勝利するなどの活躍を見せた。
晴れてG1馬となったステルヴィオは、次の中山記念でも休み明けながら3着と健闘。続く大阪杯では、叩いた上積みも期待されていた。
しかし、大阪杯では初の2桁着順となる14着に惨敗。レース後、丸山騎手は「喉が少し鳴っていたことと、距離が長いせいか、勝負どころで左に張るようなところがありました」とコメント。この頃から、病魔の手は迫っていたのだろう。
マイル戦に戻った次走の安田記念(G1)でも、復調は見られず8着と再び惨敗。その後は短距離戦へと主戦場を移した。
復調の兆しが見られたのは2着に好走した京王杯スプリングC(G2)で、続くスワンS(G2)でも2着と健闘。復活間近かと思われたが、近2走で2桁着順の惨敗を喫し今に至っている。
スプリンターとして活躍したロードカナロアの仔だけに、短距離馬と見る声もあったステルヴィオ。しかし、距離短縮には喉の影響もあったのではないかと記者は話す。
「大阪杯辺りからノド鳴りの傾向が見られたようですし、その後は1戦毎に距離を短縮していましたよね。やはり喉なりの影響は大きかったのかもしれません。皐月賞は脚を余す形でしたし、ダービーも内有利の馬場で外を回したのが敗因だと思われます。1800mでも問題なかった馬ですから、手術後は中距離も視野に入って来そうです」(競馬記者)
マイル戦でデビューしたステルヴィオだが、騎乗したC.ルメール騎手は当時「距離はもう少し長くても大丈夫」と話しており、その後も幾度となく「2000mまでは大丈夫」という趣旨の発言を繰り返してきた。陣営もノド鳴りの疑惑がある中で、恐る恐る使った結果が距離短縮に繋がっていったのかもしれない。
3日に喉の検査を受けたところ、以前より弁の動きが悪くなっていることが判明したステルヴィオ。手術を受けることになったが、過去の例から競走能力が戻ることは1~2割とされている。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とは
関連記事
JRAダート「大失敗」ステルヴィオに、横山武史騎手も「やはり芝の方が……」ロードカナロア産駒で明暗くっきり「決定的」な違いとは
JRA根岸S(G3)初ダート・ステルヴィオに「不安情報」が続々!? 「疾病」「仕上がり」「血統」……過度な期待は禁物「関係者」が語る現状
JRA根岸S(G3)「初ダート」ステルヴィオに「35連敗中」の現実……。天下のノーザンファームに「弱点」発覚で激走は期待薄!?
JRA「レベル低下」止まらないダート界に黒船襲来!? モズアスコット、アグネスデジタルに続けるか…… あのG1馬が根岸S(G3)参戦を表明
阪神C(G2)ステルヴィオ「最大のライバル」はイタリア製の4輪駆動!? 自身のアイデンティティを懸けた「もう1つ」の戦い