GJ > 競馬ニュース > ジャパンC回避でJRAに抗議文!?  > 2ページ目
NEW

ジャパンC回避でJRAに抗議文!? アーモンドアイ、クロノジェネシスも批判の的に? 京都記念、共同通信杯のW制覇「最強兄弟」が輝いた時代

【この記事のキーワード】,

 宝塚記念を勝利後、夏を休養に充てたビワハヤヒデだったが、陣営はナリタブライアンとの決戦を意識して、ジャパンC(G1)の回避を発表。天皇賞・秋(G1)から余裕を持って有馬記念に挑むことを明かした。陣営は、それだけ弟の実力を認めていたのだ。

 しかし、この決断がファンやマスコミの間で小さくはない波紋を呼ぶ。作家の石川好氏がJRAの機関誌『優駿』に抗議文を寄稿すると、同誌で執筆していた石川ワタル氏も、この回避を「退散」と記述。

 当時にはまだ「現役最強の古馬がジャパンCに出走しないとは何事か」という風潮があったのだ。

ジャパンC回避でJRAに抗議文!? アーモンドアイ、クロノジェネシスも批判の的に? 京都記念、共同通信杯のW制覇「最強兄弟」が輝いた時代の画像2

 あれから26年。新型コロナウイルスの影響によって海外遠征が制限された昨年でさえ、天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念と秋古馬三冠を完走したのはキセキ1頭だけだった。

 現在の競馬はいわゆる「使い分け」が跋扈し、天皇賞・秋とジャパンCを勝ったアーモンドアイ、有馬記念を勝ったクロノジェネシスに代表されるように、古馬の強豪は秋を1、2戦で終えることが主流だ。

 そしてファンや識者も、それが普通のことと納得している。これらも、人よりも馬を優先したビワハヤヒデ陣営らの“英断”がもたらした時代の流れなのだろう。

ジャパンC回避でJRAに抗議文!? アーモンドアイ、クロノジェネシスも批判の的に? 京都記念、共同通信杯のW制覇「最強兄弟」が輝いた時代の画像3

 今週14日に開催される今年の京都記念(G2)はビワハヤヒデが勝って以来、27年ぶりに阪神競馬場で開催される。奇しくも前日のクイーンC(G3)には三冠馬アパパネを母に持つアカイトリノムスメが登場し、そして京都記念には兄ジナンボーが出走を予定している。

 ビワハヤヒデ・ナリタブライアンのような強烈な存在ではないが、兄妹の走りを興味深く見守りたい。

ジャパンC回避でJRAに抗議文!? アーモンドアイ、クロノジェネシスも批判の的に? 京都記念、共同通信杯のW制覇「最強兄弟」が輝いた時代のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
  2. G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
  3. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  4. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  5. 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
  6. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  7. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  8. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  9. 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? C.ルメールも認めた実力馬がジャスティンミラノ打倒に虎視眈々
  10. 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?