
JRAフェブラリーS(G1)武豊インティ「逃げ逃げ詐欺」にファンから嘆き!? 「逃げてもいいし、番手でも」から一転、まさかの後方待機の真相に迫る
21日、東京競馬場で行われたダート王決定戦フェブラリーS(G1)は、1番人気のカフェファラオが優勝。昨年12月のチャンピオンズC(G1)では2番人気6着と古馬一線級の壁に跳ね返されたが、年が明けてしっかりと成長した姿を見せつけた。
この結果には、鞍上のC.ルメール騎手も「今日は本当のカフェファラオでした」とご満悦。「もっとアグレッシブな競馬がしたかった。いいスタートが切れたし、いいポジションで競馬ができた」と積極果敢に好位に付けたことを勝因に挙げている。
また、元JRA騎手の安藤勝己氏も「馬場を読んだG1のルメールって立ち回りやったね」(公式Twitter)とルメール騎手の積極的な位置取りを称賛。この日に東京ダートコースは、朝から前残りが目立っていただけに、4年連続リーディングジョッキーの真骨頂といえる競馬だった。
一方、レース直後から賛否両論を集めているのが、かつてのダート王インティ(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)に騎乗した武豊騎手だ。
「一昨年の勝ち馬インティで臨む大一番ですが、今年はどうやら人気薄。とはいえ、前に行きたい馬がマークされないのは悪くない材料」
レース前、自身の公式ホームページを更新し、そう意気込みを語っていた武豊騎手。しかしレースでは、そんな言葉とは裏腹にスタートから主導権争いに加わらず……2年前のフェブラリーSを逃げ切ったインティだけに、誰もが前からの競馬になると思っていたが、じょじょにポジションを下げると4コーナー通過は16頭中の13番手と、まさかの後方待機となった。
結局、最後の直線で外に持ち出されたインティは、上がり3ハロン2位タイの末脚で追い上げたが6着までが精一杯。7番人気6着は決して悪い結果ではないが、レース後にはやはり賛否両論を呼んだようだ。
「レース前に(インティの)野中調教師は『スタート次第で逃げてもいいし、番手でも』『行くなら行ってもいい』と話していましたし、報道陣に対して『誰が行くの?』と逆質問するシーンも……。
それが蓋を開けてみれば、後ろからの競馬。正直驚きましたし、3番手からカフェファラオが勝利し、10番人気だったエアアルマスも2番手から5着に粘っているだけに、前に行くインティが見たかったファンは決して少なくないでしょうね」(競馬記者)
やはり戸惑ったのは、インティを応援していたファンも同じだったようだ。レース直後からSNSや掲示板を中心に「何故、後ろから?」「逃げないなら逃げないって言ってくれ……」「これには驚き」「前に行くって言ってなかったっけ」など、不満や戸惑いの声が続々……。
ただ、最後はしっかりと脚を使っての7番人気6着だけに「これは今後に繋がるレースだね」「逃げても厳しかったと思うし、後ろからでOK」といった武豊騎手の判断に賛成する声もあった。
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