GJ > 競馬ニュース > 中山記念 C.ルメール「門前払い」の危機!?
NEW

JRA中山記念(G2)C.ルメール「門前払い」の危機!? 絶好調リーディング騎手が重賞「不参戦」になるかもしれない衝撃の理由

JRA中山記念(G2)C.ルメール「門前払い」の危機!? 絶好調リーディング騎手が重賞「不参戦」になるかもしれない衝撃の理由の画像1

 21日に東京競馬場で行われたフェブラリーS(G1)はC.ルメール騎手のカフェファラオが優勝した。

 1番人気とはいえ、カフェファラオの単勝オッズが3.3倍だったことから分かるように、レースは混戦模様。2着エアスピネルとの着差も3/4馬身と圧倒的なものではなく、この勝利にはルメール騎手の手腕が大きく影響していると考えるべきだろう。

 発馬を決めたカフェファラオは先行集団にとりつき、3コーナーを3番手で通過した。この日行われたダートレースは前残りの傾向があったため、絶好の位置取りである。最後の直線はスムーズに抜け出すと、最後まで集中して脚を使って後続の追撃を退けた。

 レース後にルメール騎手が「今日はチークピーシーズをつけて、アグレッシブな競走をしたかった」とコメントしているように、カフェファラオは初めてチークピーシーズを着用しての実戦だった。

 ルメール騎手は調教段階から堀宣行調教師と相談してチークピーシーズの着用を検討。新型コロナウイルスの影響により美浦での調教に跨れないため、最後はレース当日に判断することになっていた。今回はその効果が発揮されたと言えるだろう。

 すでに重賞4勝、全国リーディングでも2位の松山弘平騎手に12勝差をつけて独走中のルメール騎手。結果を残すことで有力馬の騎乗依頼が来るという好循環を維持しているのが成功の秘訣だが、その裏には地道な努力もあるようだ。

JRA中山記念(G2)C.ルメール「門前払い」の危機!? 絶好調リーディング騎手が重賞「不参戦」になるかもしれない衝撃の理由の画像2

 そんなルメール騎手は今週末の中山記念(G2)でクラージュゲリエ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)に騎乗する。

 18年の京都2歳S(G3)を制したクラージュゲリエは、皐月賞(G1)で5着、日本ダービー(G1)で6着とクラシック戦線でも善戦した。その後、長期休養を挟んで昨年11月のカシオペアS(L)で復帰。久々のレースは10着に大敗したが、アンドロメダS(L)で2着、日経新春杯(G2)で3着と復調気配を見せている。

 今年の中山記念はG1馬不在でメンバーが手薄。そして初コンビを組むルメール騎手という心強いパートナーがいる。クラージュゲリエにとって、久々となる重賞制覇のチャンスとなりそうだ。

 しかし、ルメール騎手とクラージュゲリエに立ちはだかるのが抽選の壁である。

 中山記念はフルゲート16頭に対して18頭が登録。クラージュゲリエは除外対象となっており、2頭の回避馬が出ない限り出走が叶わない。

 過去に3度、重賞で3着となっているクラージュゲリエだが、これらは収得賞金に加算されない。これが原因でクラージュゲリエは登録馬の中で最も低い収得賞金となっている。

 フェブラリーSを制して勢いに乗るルメール騎手だが、今週末は重賞に参戦できないという危機的状況に立たされているようだ。

JRA中山記念(G2)C.ルメール「門前払い」の危機!? 絶好調リーディング騎手が重賞「不参戦」になるかもしれない衝撃の理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
  3. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  4. JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
  5. 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
  6. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  7. JRA天皇賞・秋(G1)最強の「攻略法」を発見!? 空気階段「鈴木もぐら」渾身の『絆69馬券』に驚愕!!
  8. 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
  9. 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
  10. 【NHKマイルC】初G1タイトル狙う4人の刺客!相棒は配当妙味が十分の穴馬揃い…菱田裕二、川須栄彦に続けるか