GJ > 競馬ニュース > 蛯名正義「有終の美」にご迷惑!?
NEW

JRA武豊ディープモンスターが蛯名正義「有終の美」にご迷惑!? 快勝でクラシックに名乗りも、グリーンチャンネルにまさかのアクシデント……

JRA武豊ディープモンスターが蛯名正義「有終の美」にご迷惑!? 快勝でクラシックに名乗りも、グリーンチャンネルまさかの放送事故……の画像1

 28日には、中山・阪神・小倉の3場で合計36レースが行われた。

 この日をもって34年の騎手生活にピリオドを打ったのが、G1通算26勝を誇る蛯名正義騎手だ。現役最後のこの日は合計7鞍に騎乗。5Rと10Rで見事な勝利を収め、通算勝利数を史上4位の2541勝に伸ばし、ムチを置いた。

 結果的に現役最後の勝利となったブラッドストーンS(3勝クラス)では、9番人気の伏兵スマートアルタイルに騎乗。この日に懸ける蛯名騎手の気迫が伝わる後方から直線一気の差し切りで、同馬を1年3か月ぶりの勝利に導いた。ネット上のSNSや掲示板では蛯名騎手の騎乗ぶりを称賛する声が相次ぎ、現役最後の白星に感動したファンも多かったようだ。

 しかし、この“最後の勝利”の瞬間を、競馬中継を行っているグリーンチャンネルではライブで届けることができなかったようだ。

「無観客開催が続き、グリーンチャンネルでは『中央競馬全レース中継』を午前中から全て無料で放送しています。しかし、この日は肝心の蛯名騎手最後の勝利を“生中継”できないというアクシデントに見舞われました。

その理由は、直前に行われた阪神10RのすみれS(L)の発走が遅れてしまったためです。15時1分に予定されていた同レースは、無事ファンファーレも鳴り響き、これからゲートインというところで1番人気ディープモンスターの落鉄が判明。蹄鉄を打ち替えるため、発走時間が大きく遅れてしまいました」(競馬記者)

 結局、ディープモンスターの蹄鉄を打ち終わったのは、予定時刻から10分が過ぎたころ。つまり、15時10分に発走予定だった裏の中山10Rと被ってしまったのだ。グリーンチャンネルでは、阪神のすみれSをそのまま中継。ディープモンスターがスタートで外に大きくよれるアクシデントを乗り越え、後方から差し切って春のクラシックに名乗りを上げた。

 その後グリーンチャンネルでは、すぐに終わったばかりの中山10RをVTRで放送。そして、蛯名騎手の2541勝目を目にすることとなった。

「長年競馬を見ているファンは分かると思いますが、発走が遅れること自体は何ら珍しいことではありません。特に3場開催ともなれば、発走時間が被り、一方がVTR放送になることも頻繁にあります。

今回はたまたま、蛯名騎手のレースと被ってしまいましたが、もちろん不可抗力の出来事。ただ、グリーンチャンネルの伊藤政昭キャスターがVTR放送になってしまったことに恐縮していたのが印象的でしたね」(同)

 コロナ禍でなければ、多くのファンが中山競馬場に詰めかけ、蛯名騎手の最後の雄姿を目に焼き付けていたことだろう。ディープモンスターの落鉄に端を発した今回のプチ“放送事故”。ファンとしては、ある意味で“記憶”に残る有終の美となったかもしれない。

JRA武豊ディープモンスターが蛯名正義「有終の美」にご迷惑!? 快勝でクラシックに名乗りも、グリーンチャンネルにまさかのアクシデント……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「組織力にやられた」武豊が潰された有馬記念。安藤勝己氏も指摘した「影の主役」と、日本競馬に馴染みのない文化に賛否両論
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  10. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去