真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.03.04 18:00

JRAグランアレグリア「有馬記念が東京2400mなら使う」藤沢和雄調教師「23年前」時代に泣いた最強の証明へ。「VSコントレイル」大阪杯(G1)挑戦から伝わる思い
文=浅井宗次郎
前年に続きマイルCSを連覇し、マスコミから年末の有馬記念の出走を促された際は「有馬記念が東京の2400mなら使いますよ。(タイキ)シャトルは頭が良いから、中山の2500mだと1周目でゴールと勘違いしてしまう」と冗談半分で答えたが、もう半分はタイキシャトルの図抜けた能力を最も知る者としての意地だろう。
「世間的にはマイラーと言われていますが、2000mまでなら十分こなせたと思いますよ」というコメントも残しているが、当時の天皇賞は外国産馬の出走が認められておらず、それを証明する舞台がなかったのだ。
あれから23年。ラストシーズンを迎えた藤沢調教師が手掛ける最強マイラー・グランアレグリアは最大目標を天皇賞・秋に設定し、2017年にG1へ昇格した2000mの大阪杯に挑戦する。
タイキシャトル同様、これまで1600mまでしか走ったことがないが、誰もが「現役最強馬」と認める存在になるためには、今でも2000m以上で結果を出すことが求められる。
迎える相手は昨年の三冠馬コントレイルなど現役最強クラスだが、昨年逃した年度代表馬の座を狙うグランアレグリアにとっては、逆に好都合か。相手にとって不足なしといったところだろう。
「馬はスピードがなければいけないが、そのスピードで次のステージに行くことに価値があると思う」
『スポニチ』の単独インタビューにそう自身の理論を語った藤沢調教師。23年前に“最強”を証明できなかった名伯楽が、ラストシーズンで自らの信念を証明する。
PICK UP
Ranking
23:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
関連記事
グランアレグリアはアーモンドアイ級!? JRA大阪杯参戦で検証!牝馬マイル王は芝2000mのG1に通用するのか?
JRA藤沢和雄「距離間違えた」発言からの有言実行!? グランアレグリア大阪杯(G1)でコントレイルに挑戦状! あえての高松宮記念(G1)スルーは秋の大本命に自信の表れか
JRA C.ルメールお手馬「消失」も順風満帆!? アーモンドアイら引退ラッシュも充実の「ラインアップ」豪華布陣に昨年以上の可能性も
JRA藤沢和雄が「前言撤回」!? 「使うところを間違えたよ」グランアレグリア短距離適性「なし」から一転、高松宮記念(G1)視野の裏事情
JRAグランアレグリアに怯える「元マイル王」が迷走!? 福永祐一の大失態こそ救い…… 高松宮記念(G1)で最悪のシナリオも