
JRA皐月賞(G1)「鞍上問題」ほぼ決着! エフフォーリア横山武史、オーソクレースC.ルメール続々決定の中で、気になる「有力2頭」の行方……【GJ座談会】
25日、昨年のホープフルS(G1)で2着だったオーソクレース(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)がC.ルメール騎手で、共同通信杯(G3)を制したエフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が横山武史騎手で、それぞれ皐月賞(G1)へ向かうことがわかった。
これらの決定に伴って、いよいよ陣容が明らかになってきた今年の皐月賞。そこで情報通のライター「S」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに色々あった「鞍上問題」を語ってみた!!
ライター「S」:有力候補のオーソクレースとエフフォーリアの鞍上が、ルメール騎手と横山武騎手に決まって皐月賞の鞍上問題が固まってきましたね。
デスク「Y」:この2頭は結構引っ張られたよね。エフフォーリアは横山武騎手がデビュー前からゾッコンの馬だけど、共同通信杯を勝った時にルメール騎手が「今年のダービー馬」なんてベタ褒めするから……。競馬ファンの間でも「ルメールが“強奪”するんじゃないか」ってウワサになってたんでしょ?
ライター「S」:横山武騎手がG1実績のない若手ですし、ルメール騎手もなかなか皐月賞の(騎乗馬の)発表がありませんでしたからね。2頭ともキャロットの所属馬ということもありましたし。
デスク「Y」:でも、これは横山武騎手に決まってよかったんじゃないかな。やっぱり若手にチャンスを与えてほしいし、去年史上最年少で関東リーディングを獲った「今一番、乗れてる若手」だからね。本人もエフフォーリアに対する思いは相当みたいだし。
ライター「S」:オーソクレースも母が宝塚記念(G1)やエリザベス女王杯(G1)を勝ったマリアライトの仔ですから、将来性はめちゃくちゃ高いですよね。ホープフルS以来になりますし、どこまで成長してるか楽しみです。
デスク「Y」:今年のノーザンファームは何かと熱い。去年はコントレイルとデアリングタクトにコテンパンにされた王者がどこまで巻き返してくるか。今のところの勢いは凄まじいし、これも楽しみ。
あとスプリングS(G2)で2着だったアサマノイタズラも、嶋田純次騎手のまま皐月賞に行くんでしょ? 追加登録料払ってとか、熱いよなあ~!
ライター「S」:一方で、武豊騎手が骨折で皐月賞に騎乗することは難しくなりました。
デスク「Y」:ヨーホーレイクは岩田望来騎手だっけ。これは意外な決定だったよな。こっちも乗れる若手騎手だけど、重賞勝ったことないんでしょ?
ライター「S」:エージェントのプッシュがあったとか、なかったとか……。岩田望騎手は大阪杯(G1)のアドマイヤビルゴでも武豊騎手の代打が決まりましたし、大きなチャンスになりますね。
デスク「Y」:どっちも友道(康夫)厩舎か。その辺も関係ありそうだね。武豊騎手の評価が高いディープモンスターは戸崎圭太騎手だったよね。で、松山弘平騎手は結局、何に乗るの?
ライター「S」:京成杯(G3)を勝ったグラティアスに決まったみたいですね。弥生賞(G2)を勝ったタイトルホルダーは田辺裕信騎手に決まりました。
デスク「Y」:タイトルホルダーもそうなんだけど、オレが知りたいのは若葉S(L)でめちゃくちゃ強かった……。
ライター「S」:アドマイヤハダル(栗東・大久保龍志厩舎)ですよね。こちらはまだ鞍上が決まってないそうです。
デスク「Y」:そうなんだ。今、絶好調の松山騎手だったら、かなり怖い存在になると思ってたんだけどなあ。大久保厩舎だし、去年のディープボンド繋がりで和田(竜二)騎手が面白そう。
ライター「S」:今、重賞連勝中(フィリーズレビュー(G2)→阪神大賞典(G2))ですしね。確かに面白いコンビになりそう。
デスク「Y」:他は、ダノンザキッドは当然、川田将雅騎手でしょ? きさらぎ賞(G3)勝ったラーゴムも北村友一騎手だよね?
ライター「S」:その辺は順当に決まりましたね。あと気になるのは、スプリングSで1番人気だったボーデン。今週の毎日杯(G3)で有力視されてるグレートマジシャン、シャフリヤール、ルペルカーリアらの3強の行方ですね。
デスク「Y」:グレートマジシャンは勝っても皐月賞には行かないって話だね。ルペルカーリアは、レッドベルオーブって話もある福永祐一騎手がどうするか。シャフリヤールは(皐月賞馬)アルアインの下だから、本番で見たい馬だよね。
ライター「S」:3頭とも良血馬ですから、慌てて皐月賞に行く必要もないのかも。いずれにせよ、アドマイヤハダルとボーデンの鞍上が誰になるのかは気になるところです。
デスク「Y」:どっちもチャンス十分だしね。まあ、まだ3週間くらいあるから、気長に待ちましょう!
さて、今回もお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。(構成=編集部)
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
関連記事
JRA皐月賞出走危機シャフリヤールは毎日杯(G3)が正念場!? 「偉大な兄」アルアインも歩んだ道、東上最終便でプラチナチケットを手にすることができるか
JRA 皐月賞(G1)ステラヴェローチェ横山典弘に「降板」疑惑!? ゴールドシップで競馬場を沸かせた「黄金コンビ」の絆にほころびか
JRA福永祐一「騎乗馬なし」で皐月賞(G1)「不参戦」のピンチ!?絶不調ジョッキー川田将雅に託されたクラシック
JRA皐月賞(G1)早くも「2強」ムードが濃厚!? トライアル終了で見えて来た勢力図、C.ルメール「騎乗馬未定」の不気味さ
JRAスプリングS(G2)ランドオブリバティ再び「気性難」露呈で皐月賞(G1)は絶望的……。ホープフルS(G1)逸走から止まらぬ「負の連鎖」