有馬記念で、デムーロ騎手がサトノダイヤモンドよりも「警戒すべき」と名を挙げた意外な「大穴馬」とは

25日の有馬記念(G1)に向けた共同会見。有力馬の一頭に数えられているサウンズオブアースの会見に挑んだM.デムーロ騎手の口から「意外な馬名」が飛び出した。
ライバルは?という質問に、まずは「G1の時は全頭がライバルです」と謙遜しながらも、「キタサンブラックが凄く強い馬」と、やはり前走のジャパンCでサウンズオブアースが完敗を喫した現役王者に敬意を表した。
しかし、「それから……」とさらに言葉を繋ぐと、ジャパンCで3着だったシュヴァルグランと昨年の覇者ゴールドアクターの名と同時に「デニムアンドルビー」の名を挙げたのだ。
インタビュアーが「3歳馬にも強い馬がいますが?」とサトノダイヤモンドを示唆したが、デムーロ騎手は「そうですね、とても強い」と前置きしながらも「でも、まだ古馬に勝ったことがないからわからない」と一刀両断。
その言い回しは、キタサンブラックの最大のライバルに挙げられているサトノダイヤモンドよりも、古馬トップクラスを警戒すべきと述べているようにも取れる。
確かに、前哨戦ともいえるジャパンCを完勝したキタサンブラックを筆頭に3着馬のシュヴァルグラン、4着のゴールドアクター共に警戒すべき相手なのは間違いない。
しかし、そこに何故、デニムアンドルビーの名が挙がったのだろうか。
デニムアンドルビーは、おそらく二桁人気の「大穴」の一頭になるだろうが、それも仕方がない。かつては昨年の宝塚記念やジャパンCで2着するなど牡馬顔負けの女傑だったが、その後、屈腱炎を患い約1年半の休養を余儀なくされていた。
復帰したのは3日の金鯱賞。後方からレースを進めたが、特に見せ場もなく8着に敗れている。陣営からしても、まずは無事に回ってきただけでも良しといったところだろう。
ただ、改めてレースを振り返ると開幕週で1000m通過が61.5秒という、後ろの馬にとっては絶望的なスローペースを、最後になって猛然と追い込んでいる。それも、その上がりはメンバー最速の32.8秒という”鬼脚”だ。とても脚を痛めて長期休養を強いられていた馬の走りではない。
実はその様子を間近で見ていたのが、デムーロ騎手なのかもしれない。
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