GJ > 競馬ニュース > 有馬記念「地球上最高のイベント?」
NEW

有馬記念「地球上最高のイベント?」 今年の売上がJRA&競馬界に与える決定的なメルクマークとは……

【この記事のキーワード】, ,
1224number_01.jpg「Sports Graphic Number917・918」(文藝春秋)

 いよいよ年末の大一番、有馬記念が目前に迫ってきた。

競馬のことは知らなくても、有馬記念だけは馬券を買う」と言う年配の方も多い当レース。一般の認知度は他のG1と比べで抜きん出ており、年の瀬を彩る国民的行事として親しまれている。

 知名度の高さを端的に示すのが、その莫大な売り上げだ。過去最高はサクラローレルが優勝した1996年の約875億円。この数字は全地球上の競馬イベントと比較してもずば抜けており、ギネス・ワールド・レコーズにも「世界で最も勝馬投票券の売り上げのあるレース」として認定されているのである。

 ちなみに、フサイチコンコルドが制した同年日本ダービーの売り上げが約475億円。日本で2番目に売れるのがダービーだが、それと比較しても有馬記念の規模はすさまじいということがわかるだろう。

 近年は景気後退やそれに伴うサラリーマン賃金の減少により、数字面では残念ながら減少傾向にある。2012年には350億円を割り込み、ピーク時の40%以下まで数字を落とした。しかし、ここ数年は復調気配を見せ、それにともなって有馬記念の売り上げも少しずつ増加している。昨年は2009年以来6年ぶりに400億円の大台を突破。バブル全盛の時代には及ばないものの、競馬人気は着実に上昇の道を辿っているのだ。

 そして今年である。競馬関係者、ひいては競馬を愛する多くの日本人にとって、2016年度有馬記念の売り上げは、ある意味で「レース結果以上に」関心の高いポイントに違いない。

 なぜなら今年は、過去10年で最も「世間の注目を集めた」年だからだ。

有馬記念「地球上最高のイベント?」 今年の売上がJRA&競馬界に与える決定的なメルクマークとは……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  2. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  3. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  4. 「叩かれるのが嫌ならSNSすんなよ」斎藤新にSNSの洗礼!? 注目の若手がそれでも大事にしたいこと…「美肌の秘訣」に商品メーカーも反応
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. JRA「パワハラ裁判」木村哲也調教師が復帰。大塚海渡騎手への暴言、暴力行為による調教停止処分から約3か月…若手実力派調教師の汚名返上に期待
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRA宝塚記念(G1)「何故」武豊キセキは復活したのか? 安藤勝己氏が語った「ユタカ・マジック」の真相とは
  9. 今村聖奈に続き坂井瑠星も“イチャイチャ動画”が流出!? パートナー愛を試される大一番
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?