GJ > 競馬ニュース > 川田将雅「3歳G1の計」は昨年にあり!?
NEW

JRA 川田将雅「3歳・G1の計」は昨年にあり!? アーリントンC(G3)ホウオウアマゾンで「4週連続」重賞勝利も勢いが止まらない理由

JRA 川田将雅「3歳・G1の計」は昨年にあり!? アーリントンC(G3)ホウオウアマゾンで「4週連続」重賞勝利も勢いが止まらない理由の画像1

 17日、阪神競馬場で行われたアーリントンC(G3)は、ホウオウアマゾン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。2着リッケンバッカー、3着レイモンドバローズとともに、NHKマイルC(G1)の優先出走権を獲得した。

 矢作芳人厩舎にとっては、これがJRA通算700勝の区切りの勝利。鞍上・川田将雅騎手とのコンビでは、2月にラヴズオンリーユーで京都記念(G2)を制しており、今年の重賞で2勝目を挙げている。

 アーリントンCは、18頭立ての芝1600m戦。朝から降り続いた雨により、レースは重馬場のなか行われた。

 ホウオウアマゾンは、好スタートから2番手を追走。川田騎手がレース後「ゲートをスムーズに出られましたし、並びも良かったですからね。終始、リズム良く気分良さそうに走っていました」と振り返ったように、道中は完璧なレース運びから直線で馬場のいい外に持ち出すと、最後は力強く抜け出して快勝している。

 1番人気だったホウオウアマゾンだが、人気通りの強い競馬。騎乗した川田騎手も「以前よりも馬っぷりが良くなっていましたし、返し馬でも成長を感じました」と話したように、以前騎乗した未勝利戦の時より6kg増えた馬体は力強さが増していた。

 今後についても「まだ体質面で弱さは残っていますが、そのあたりが解消してくれば更に良くなってくると思います」と伸びしろに期待。まだ出否は未定ではあるものの、本番となるNHKマイルCも楽しみな存在である。

「自身初の4週連続重賞勝利と勢いに乗る川田騎手ですが、ホウオウアマゾンは近3走で松山弘平騎手が騎乗していた馬です。今回は松山騎手が騎乗停止だったため川田騎手に手綱が戻りましたが、NHKマイルCでは再び乗り替わりとなるのではないでしょうか。

川田騎手は、昨年の朝日杯FS(G1)でホウオウアマゾンを破っているグレナディアガーズの主戦も務めています。今年のクラシック世代でもある昨年の2歳G1を2勝していますから、今年の快進撃はまだまだ続くかもしれませんね」(競馬記者)

 昨年末はグレナディアガーズで朝日杯FS、ダノンザキッドでホープフルS(G1)と、牡馬の2歳G1をともに制している川田騎手。3月以降、先週までで27勝と2位タイのC.ルメール騎手、松山弘平騎手の19勝を大きく上回る勢いは、まだまだ止まらないかもしれない。

JRA 川田将雅「3歳・G1の計」は昨年にあり!? アーリントンC(G3)ホウオウアマゾンで「4週連続」重賞勝利も勢いが止まらない理由の画像2

 先週の桜花賞から開幕した3歳G1。川田騎手は今週の皐月賞で、昨年の2歳王者ダノンザキッドでの出走を予定している。5月にはNHKマイルCほか、オークス(G1)、日本ダービー(G1)も控えており、川田騎手の今後の活躍がますます期待できそうだ。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。

JRA 川田将雅「3歳・G1の計」は昨年にあり!? アーリントンC(G3)ホウオウアマゾンで「4週連続」重賞勝利も勢いが止まらない理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  7. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!