真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.01.10 17:22
キタサンブラックが年度代表馬も、「モーリスじゃないの?」の声も……「三つ巴」の賞レースを制した決め手
編集部
サトノダイヤモンドは、暮れの大一番である有馬記念でキタサンブラックを倒し、日本競馬の頂点に立った。菊花賞の圧勝もあり、十分に年度代表馬に足る成績とは思えるが、やはり同馬も「勝つべきレース」をとりこぼした印象がある。マカヒキとハナ差の激戦になった日本ダービーに勝利さえしていれば、まったく違う結果になったかもしれない。秋の活躍は目覚ましいものがあったが、春だけを見れば「未勝利」である。無論、古馬相手に勝利した点が評価され「最優秀3歳牡馬」は受賞している。
キタサンブラックは春の天皇賞とジャパンCを勝利しG1は2勝と、上記2頭と同格の成績。しかし、いわゆる「古馬中長距離王道路線」を天皇賞・秋以外皆勤で走りぬき、そのすべてで馬券に絡んだ。春秋グランプリでは揃ってファン投票1位となるなど、競馬界を牽引するアイドルホースとしての地位を確かなものとした点も評価に値するだろう。馬主である北島三郎や年間を通して騎乗した武豊騎手の存在など、レース以外でも多くの話題を振りまいた。
最終的には、キタサンブラックという「コンテンツ」が勝負を決した今年のJRA賞だったということか。いずれにせよ、年度代表馬が「三つ巴」というのも、日本競馬のレベルの高さを表しているのかもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
関連記事

マカヒキとキタサンブラックがドバイで激突か!? 両陣営の選択が国内に大きな影響を……

キタサンブラックVSサトノダイヤモンド中心もライバル勢も虎視眈々!大阪杯G1昇格で俄然盛り上がる「古馬王道路線」~2017年春ローテーション考察その1~

有馬記念の勝敗を決した「影の主役」とは。日本競馬に馴染みのない文化「組織力」に潰されたキタサンブラックにファンからは賛否両論

有馬記念「2強」サトノダイヤモンド、キタサンブラックの凱旋門賞挑戦濃厚!? 「スケール」と「適性」で両者期待大も、問題は……

有馬記念、「必勝の1枠1番」武豊キタサンブラックついに敗れる。度重なる過剰な幸運がアイドルホースの「天命」に落とした影















