キタサンブラックが年度代表馬も、「モーリスじゃないの?」の声も……「三つ巴」の賞レースを制した決め手
キタサンブラック(競馬つらつらより)10日、2016年度JRA年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬にキタサンブラックが選出された。キタサンブラックは、天皇賞(春)、ジャパンCとふたつのG1を制覇している。年末の有馬記念ではサトノダイヤモンドの後塵を拝したものの、こちらでは見事に軍配が上がった形だ。
オーナーである北島三郎は個人名義を含めれば馬主歴は50年以上。だが、G1馬を所有したのはこのキタサンブラックが初めてだ。北海道日高町ヤナガワ牧場で出会いを果たしたものの、そのときの目的は別の馬だった。だが、なんとなく気になり「走ってくれれば」という思いで購入を決めたという。その後、期待馬はデビューすらままならず、かたやキタサンブラックは9億を超える賞金額を叩き出す孝行息子になったのだから、競馬はなにがあるのかわからない。
昨年度を代表する馬として競馬史に名を刻むことになったキタサンブラックだが、今回の決定に首をひねる者もいるのではないだろうか。
今年の年度最強馬はキタサンブラック、モーリス、サトノダイヤモンドの3頭に絞られているといって間違いない。成績を見てみると昨年引退を発表したモーリスはG1を3勝、香港でも2勝を飾るなどG1勝利数では上回っている。また、有馬記念ではサトノダイヤモンドがキタサンブラックとの直接対決を制している。
モーリスに関しては、やはり春の安田記念を落とした点が大きかったと言わざるを得ない。伏兵ロゴタイプに見事な逃げ切りを許してしまったことで、今年の国内G1は天皇賞・秋の勝利のみとなってしまった。無論、マイルのみならず中距離でもアジアチャンピオンとなった功績は凄まじく、それが「JRA特別賞」という形になったのだろう。本質的にはマイラーだが、今年の戦績はあくまで「中距離より」であることもあり、最優秀短距離馬もミッキーアイルに譲る形となってしまっている。
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