真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.01.22 07:55
武豊騎手、現役3度目の”年男”「完全復活」へ鍵はクラシック級の相棒。前回は史上最強馬ディープインパクトとの運命的な出会い
編集部
さらに最初の年男となった1993年も、騎手6年目として充実の一年を送っている。当時の自己記録を塗り替える137勝を上げてリーディングを獲得したのは、武豊騎手からすれば珍しいことでもないが、この年は3歳馬(当時4歳馬)が充実。
牝馬クラシックの開幕戦となる桜花賞(G1)を後に競馬界に大きな影響を与える名牝ベガで制すと、オークス(G1)も勝って2冠を達成。さらに皐月賞(G1)をナリタタイシンで制して、一時はクラシック独占状態を築いている。
近年、完全に「復活した」と述べて差し支えない武豊騎手だが、競馬の”花形”といえる3歳クラシックではこれといった相棒に恵まれていない。以前のようにG1を勝つことも珍しくなくなったが、ことクラシックとなると4年前のキズナの日本ダービー(G1)まで遡ることになる。
そういった点で、1993年のナリタタイシンとベガ、そして2005年のディープインパクトとエアメサイアと”年男”の武豊は、何かと素晴らしい「3歳馬」との運命的な出会いを果たしている。
武豊騎手本人も「そういった偶然なら、いつでも大歓迎」と笑う。3度目の年男となるこの2017年は「もう一度リーディングを狙いたい」と強い気持ちで挑んでいるが、実際に今週は『マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ』のために海外遠征しているにもかかわらず、未だ(21日現在)関西リーディングという好スタートを決めている。
ここにクラシックで主役を張れるような有望な若駒との出会いを果たせば”鬼に金棒”といった状況になるが、牝馬戦線ではすでにアルテミスS(G3)を勝ち、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でも2着したリスグラシューでクラシックに挑むことが濃厚だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは