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2021.07.14 18:00
JRA ウマ娘ブームに負けん! 名前も恰好も設定もそっくり、ネズコ初勝利で競馬界にも鬼滅の刃ブームか
文=寺沢アリマ
まず、最初に紹介するのが、禰豆子の兄で主人公と同名のタンジロー(牡3歳、大井・堀江仁厩舎)だ。
市松模様のメンコが特徴の同馬は、昨年9月に大井競馬場でデビュー。デビュー4走目の昨年12月に初勝利をあげた。それ以降、8戦を消化するも最高順位が6着と見せ場を作れていない。
唯一作った見せ場は、4月30日のレースにおいて、ゲートが開く前に突進してフライングしたことぐらいか。スタートの呼吸が合わなかったようで、鬼殺隊入隊にはまだまだ時間がかかりそうだ。
2頭目は、キサツタイ(牝3歳、川崎・田辺陽一厩舎)だ。
昨年7月に川崎競馬場でデビューした同馬は、現在まで11戦0勝と残念ながら、未だ勝利なし。少し名前が重すぎたかもしれないが、4走前に2着になっている。初勝利は近いだろう。
最後に紹介するのが、ヒノカミカグラ(牝2歳、門別・小野望厩舎)だ。
炭治郎の竈門家に代々伝わる呼吸法の名称が馬名の由来である。今年の5月に門別競馬場でデビュー。デビュー戦でいきなり2着に激走し、素質の片鱗を見せる。その後、4着・2着と惜しいレースが続いたが、6日に初勝利。原作の呼吸法同様迫力ある末脚を炸裂させ、後続に3馬身差つける快勝だった。
「鬼滅」ネームの競走馬は、中央競馬と地方競馬に散らばっており直接対決が難しい状況である。しかし、実現不可能ではないため、是非とも近い将来に実現が叶えば大きな話題になりそうだ。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
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