JRA 武豊「兄弟コンビ」の函館記念(G3)制覇に自信の「◎」! 昨年は三連単「300万円超え」ダートG1馬カフェファラオ参戦で今年も大混戦必至
今週は荒れる夏の名物重賞、函館記念(G3)が行われる。
昨年は1着が15番人気のアドマイヤジャスタ、2着にも13番人気のドゥオーモが入り三連単「300万円超え」の大波乱。三連複でも28万円超えの払戻となった。
今年もメンバーを見渡す限り、何が来ても驚けない混戦模様。もちろん、大穴狙いで的中を目指したい。
過去10年の傾向を探ると前有利が明白。逃げ、先行馬が良績を残しており、軸としては前につけられる馬を狙いたいところだ。
■過去10年の脚質傾向(着度数、複勝率)
平地・逃げ【3-0-1- 6/10】40.0%
平地・先行【3-6-5-19/33】42.4%
平地・差し【3-4-3-55/65】15.4%
平地・追込【0-0-1-48/49】 2.0%
平地・捲り【1-0-0- 1/ 2】50.0%
また、前が残りやすいことから、枠番傾向を見ても内有利。三連複の指標となる複勝では、1~4枠が20%を超える確率で馬券になっている。
■過去10年の枠番傾向(着度数、複勝率)
1枠【0-1-3-15/19】21.1%
2枠【4-3-1-12/20】40.0%
3枠【2-2-0-16/20】20.0%
4枠【2-2-0-16/20】20.0%
5枠【0-1-2-17/20】15.0%
6枠【1-0-0-19/20】 5.0%
7枠【1-1-1-17/20】15.0%
8枠【0-0-3-17/20】15.0%
昨年はアドマイヤジャスタ、ドゥオーモが差す形となったが、アドマイヤジャスタも直線入り口では先団に取り付いており、ドゥオーモは内目をロスなく立ち回る競馬。直線距離も262mと短く、外から直線一気というのは物理的に考えて難しいだろう。
今回は、以上の内容を考慮して予想を組み立てた。
「◎」は、3番ワールドウインズ。
複勝率40%と絶好の2枠を引き、先行脚質も魅力。前走の巴賞(OP)では1番人気ながら5着と敗れたが、スローペースで前が止まらなかったことが敗因だろう。
加えて、前走はリフレッシュ放牧明けでプラス12kg。直線での反応も今一つで、状態も本物ではなかったのかもしれない。
現に騎乗した武豊騎手も「今日はおとなし過ぎましたね。直線は前後左右に馬がいましたが、反応が悪くて弾ける感じもなかったです」とコメント。「次に期待します」と話したとおり狙うのはここ、函館記念だろう。
弟・武幸四郎厩舎の管理馬で、鞍上は引き続き武豊騎手。勝負気配が漂っており、この馬が混戦を断つ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠
関連記事
JRA洋芝巧者「第2のエリモハリアー」は、すでに幻想!? 函館記念(G3)昨年覇者アドマイヤジャスタも悩ましい驚愕の「リピーター」たちの末路とは
JRAカフェファラオは出てきても「消し」で問題なし!? 白毛のアイドルソダシと対決の可能性も…… はたして函館記念(G3)に挑戦する意味はあるのか
JRA【函館記念(G3)展望】ダート王カフェファラオ“出走”なら大注目!凱旋門賞(G1)“登録”マイネルウィルトスは試金石の一戦
JRA「芝挑戦」カフェファラオに待つのは挫折か、新たな可能性か!? 新ダート王が「芝で成功できる」2つの理由とは
JRA泥沼の「連敗地獄」継続中の厩舎とは?……エフフォーリア「菊花賞回避」は超ハード!? G1未勝利騎手が「トップとかG1への憧れはそんなにない」【週末GJ人気記事総まとめ】