JRA攻略のカギは前走距離!? 中京記念(G3)ミスニューヨーク前走大敗も“条件好転”で巻き返しに期待【八木遊のフォーメーション馬券予想】
「▲」は、前日最終11番人気の12番アバルラータ(牝7歳、栗東・鮫島一歩厩舎)だ。
前走の福島牝馬S(G3)12着からメンバー唯一となる同距離での参戦。昨年7月にオープン昇級を果たしたが、その後はリステッドを中心に7連敗中。2桁着順も目立つが、終いの脚は確実で、12頭立てなら十分届く位置で4コーナーを迎えられるだろう。
小倉参戦は約3年ぶり。これまで3戦して全て2着に好走しており、密かに相性のいい舞台だ。最終追い切りでも好時計をマークしており、大穴をあけるとすればこの馬か。
「△」は前日最終6番人気の11番クラヴェル(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)。
前走は格上挑戦のマーメイドS。51kgの軽量を味方に、直線豪快に追い込んで2着に入った。鞍上はこれが7戦連続での騎乗となる横山典弘騎手。わざわざ小倉に駆け付けるのは、よほど惚れ込んでいる証しだろう。馬券に絡む可能性は十分ある。
最後に「×」で押さえるのは、前日最終3番人気の3番アンドラステ(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
6頭いる短縮組の中で、この馬が最もプラスに働きそう。前走マーメイドSは半年ぶりかつ初の2000m。それがゴール前に失速にもつながった。それでいて、勝ち馬とは0秒4差の4着に踏みとどまっている。今回はさらに1kgの斤量減も味方につけられそう。
そして、川田将雅騎手への乗り替わりに勝負気配を感じる。本来なら本命でもおかしくはないが、あくまでも高配当狙いのため、5番手の評価にとどめた。
買い目は、上位評価3頭を中心とした三連単フォーメーションとワイドボックスを押さえる。アバルラータが1着なら、50万円馬券以上の可能性もありそうだが、果たして……。
・三連単フォーメーション 18点
◎○▲→◎○▲→◎○▲△×
・ワイドボックス 3点
◎○▲
<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。
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