真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.07.19 12:00

JRA ダートで「低迷」していた馬がまさかのサクセスストーリー!? 究極スプリンターの結晶「カナロア×バクシンオー」が続々スプリンターズS(G1)の有力候補に
文=高城陽
秋の大一番・スプリンターズS(G1)に向けて、魅力的な馬がまた1頭が誕生した。
18日、福島競馬場で行われたメインレース・福島テレビオープン(OP)を快勝したキルロード(騙6、美浦・田村康仁厩舎)の走りは、そう感じられるだけの内容だったと言っても過言ではない。
16頭立ての芝1200m戦。ハナを奪ったエレナアヴァンティの逃げは、前半3ハロンが32秒8という暴走気味のハイペース。これを2番手から追走したキルロードも、さすがに押っ付けながらの追走。前走がスローでの勝利だっただけに、苦しい展開に思われた。
しかし、最終コーナーを力強く抜け出すと、そんな心配をよそに2着馬の追撃を余裕で振り切ってゴールした。
「休んだことで馬が良くなり充実しているので、この先も楽しみです」と振り返った内田博幸騎手のコメントからも、まだまだ上積みがありそうな雰囲気すらある。
振り返れば、上昇一途の快進撃は昨年の11月から始まった。
2走前、9番人気でみちのくS(3勝クラス)を制したキルロードは、前走のパラダイスS(L)でも10番人気の低評価。スローペースが味方したとはいえ、重賞勝ち実績のあるライバルを相手に逃げ切り勝ちで2連勝。
今回の福島テレビオープンは、ファンも実力を認めて1番人気に支持。見事人気に応え、あれよあれよという間に3連勝を達成した。
昨年5月から9着、競走中止、13着と、3連敗していた姿とは別馬のような3連勝である。まったくいいところのなかった馬のサクセスストーリーには、驚かされるばかりだ。
伏線があったとすれば、昨年3月の連勝だろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新「勝ち馬は違うレベル」C.ルメールも思わず脱帽…川田将雅×中内田充正の黄金コンビ「6戦5勝」の遅れてきた大物が出世レースを好タイムV!
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「警報級大雨のち傘マーク」はドウデュースに試練? 「重馬場濃厚」の宝塚記念(G1)で注目したい道悪巧者
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 作曲者も“謝罪”した「プペペポピー」、函館記念(G3)生ファンファーレに称賛の嵐…平穏決着は必然だった!?
- 【追悼】悲運のダート最強馬ゴールドアリュール。武豊と目指したドバイワールドカップ。
関連記事
JRA「距離と芝は大丈夫」C.ルメールは合格点も……、カフェファラオ「追試」に課題は盛り沢山! 函館記念(G3)で露呈したのは芝適性よりも深刻な問題
JRA「ハービンジャー祭り」を制したのはリューベック! 「チームソダシ」の送り込んだ良血、ディアドラの全弟が評判通りの圧勝V
JRAキングカメハメハ「最後の大物」は三冠馬の弟!? ジェンティルドンナの弟スレイマンが1.9秒差の大差勝ち!
JRA史上「最多勝」へ、ライオンボスが復活Vなるか!? 「初千直」モントライゼは川田将雅、父ダイワメジャーが“足かせ”に 【アイビスSD(G3)展望】
JRA伝説レコード「1:57.8」サッカーボーイの謎に迫る。1988年から「32年間」不滅、最有力は当時の函館が「洋芝ではなかった説」だが……