
衝撃の負けフラグが漂う強豪も……意外なデータで見えた皐月賞「買える馬主」「買えない馬主」

今週は第76回皐月賞が行われる。「皐月賞・日本ダービー・菊花賞」は牡馬三冠クラシックと位置づけられ、この3レースに勝利した馬が三冠馬の称号を得る。セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルなど過去76回の歴史でも7頭しか達成できていない偉大な記録だ。
この三冠に挑むことができるのは皐月賞に出走する18頭のみ。1着賞金1億円だけでなく、その先にある5月の日本ダービー、10月の菊花賞まで続く熱いドラマが始まるのである。
今年の皐月賞は例年になくハイレベルといわれているが、それだけ拮抗したレースなら最後に結果に影響するのは「馬主」の運といえるかもしれない。今回は過去の優勝馬主と出走馬18頭をチェックし、各種データや傾向、そして本業の勢いも踏まえて「買える馬主」「買えない馬主」を調べてみた。
皐月賞に出走するのは以下の18頭(内は馬主)。
ドレッドノータス (キャロットファーム)
ジョルジュサンク (CHEVAL ATTACHE)
マカヒキ (◎金子真人ホールディングス)
アドマイヤダイオウ(近藤利一)
マウントロブソン (金子真人ホールディングス)
ミライヘノツバサ (三島宣彦)
ウムブルフ (◎社台レースホース)
ミッキーロケット (野田みづき)
ナムラシングン (奈村睦弘)
トーアライジン (高山ランド)
サトノダイヤモンド(里見治)
リスペクトアース (グリーンファーム)
プロフェット (キャロットファーム)
ロードクエスト (ロードホースクラブ)
エアスピネル (◎ラッキーフィールド)
リオンディーズ (キャロットファーム)
アドマイヤモラール(近藤利一)
ディーマジェスティ(嶋田賢)
◎=過去に皐月賞優勝実績あり
この中で過去に皐月賞を勝った経験があるのが、金子真人ホールディングス(ディープインパクト)、社台レースホース(ダイナコスモス、ジェニュイン、ネオユニヴァース、キャプテントゥーレ、イスラボニータ)、ラッキーフィールド(エアシャカール)の3者だ。特に5頭の優勝馬を持つ社台レースホースの実績は断然。ただし、今年は抽選を突破したウムブルフのみと厳しい状況。
皐月賞は過去10年で6頭の優勝馬が一口馬主クラブの所有馬と、かなりクラブ馬が実績を残しているレース。今年も6頭のクラブ馬が出走するが、3頭出しのキャロットファームはリオンディーズが大将格だ。しかしキャロットファームは過去に2着が最高の成績、勝てば悲願の初優勝となる。
皐月賞と馬主の関係はこういった状況だが、昨年から今年のG1レースの傾向はどうだろうか。まず注目したいのは個人馬主の健闘である。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- なぜ凱旋門賞は荒れ続けるのか? 昨年「38万馬券」欧州と日本の”競馬の違い”が生む、大本命エネイブル以上に「警戒すべき」存在とは