真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.07.30 06:00
JRA 横山和生、躍進の鍵は「父のアドバイス」!? 自己ベスト更新「関東リーディング3位」の背景にあったのは自ら開拓した人と人の絆
文=寺沢アリマ

横山和騎手の競馬観が変化する契機となったのが、17年にデビューした弟・横山武史騎手の存在だ。横山和騎手は、「自分が目指すスタイルがはっきりと見えてきたのは、明らかに武史の影響です」と語り、「僕が目指しているのは『横山典弘』なんだな」と目標を明らかにした。

そして、横山和騎手は父であり目標である横山典騎手のアドバイスを受けて、20年からエージェントを外し、自ら営業し騎乗馬を集めるようになったとのこと。その代表例が、栗東での調教騎乗だ。
北海道開催で管理馬を勝利に導いた縁で栗東の安田翔伍調教師と懇意になり、栗東の厩舎まで赴き調教なども手伝った。その際の真摯な行いが評価された結果、安田翔師の父である安田隆行厩舎や他の栗東厩舎からも信頼を得ることになったという。
横山和騎手の今年46勝のうち、半分以上の27勝が栗東の厩舎管理馬で挙げたものだ。また、46勝のうち最多は安田隆厩舎の7勝、3位が安田翔厩舎の5勝だ。
一方、美浦の厩舎管理馬でも函館記念(G3)をトーセンスーリヤで制するなど活躍している。エージェントをつけず、関東・関西のしがらみに囚われず活躍を続けている横山和騎手が、日本競馬に新たな風を吹かせる存在となるかもしれない。(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
PICK UP
Ranking
23:30更新
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRAデムーロ「サートゥルナーリア交代」の裏に「究極の選択」? あの名物オーナー馬との関係- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA福永祐一が語ったM.デムーロ「致命的トラウマ」。オークス(G1)1番人気サークルオブライフ12着大敗に「これがあるから軸にできない」
関連記事

JRA 弟の楽逃げ許さん! 未勝利戦なのに横山和生VS武史「30秒間」意地の張り合いデッドヒート!?

JRA関西厩舎と“契り”交わした兄・横山和生VS皐月賞(G1)制覇を手土産に函館凱旋の弟・横山武史! 今年の夏競馬は仁義なき“兄弟対決”勃発?

武豊「低迷」の裏で若手騎手が飛躍的な躍進!? 着々と押し寄せる「世代交代」の波とリーディング上位に食い込んだ若手たち…… 劇的変化を見せたのは横山武史ではない?

JRA関東の「勢力図」にもちょっとした異変、躍進したのは横山武史だけじゃない!? C.ルメール追う川田将雅はゴールドシップばりの「大出遅れ」から定位置に復帰

JRA若手騎手たちの「夜遊び」に鉄槌!? お灸を据えられて坊主になった例も……、減量特典がなくなる前に師匠が見せた“親心”















