GJ > 競馬ニュース > 【川崎記念 サウンドトゥルー】  > 2ページ目
NEW

【川崎記念(G1)サウンドトゥルー】年末の東京大賞典で約4年ぶりに見せた積極策。最優秀ダートホースが脇役から「主役」へモデルチェンジ

【この記事のキーワード】, ,

 それ以降、着順こそ安定したものの、その分勝てなくなった。無論、相手が強いという側面もあるが、何よりも前に行った分、末脚のキレが落ちて前の馬を捕らえることができなくなったことが原因だ。

 結局、2015年10月の受賞初制覇以来、サウンドトゥルーが地方で上げた勝利は同年の東京大賞典(G1)のみ。昨年はチャンピンオンズC(G1)を勝ったものの、地方競馬は6戦してかしわ記念(G1)の5着以外、すべて馬券圏内となったが1勝もできなかった。

 だからこそ前走の東京大賞典の”異例”の走りは、大野騎手がそんな現状を打破しようと試みたのかもしれない。

 実際に大野騎手はレース後「展開は遅くなりそうだったので、先行しました。自分から動く形でもスムーズに崩れずに走ってくれました。もう少し時計が出る馬場なら良かったと思いますが、力を付けています」とコメントし、やはり自らの意志で先行したことを認めている。

 結果的にそれでも前を捕らえることができなかったが、アポロケンタッキーには1馬身1/2の差をつけられたものの、アウォーディーとはわずかクビ差。同じタイプで何かとライバルに挙げられていたノンコノユメには4馬身差をつけている。

“いつも通りの”3着に敗れはしたものの大野騎手からすれば、これからも地方競馬で戦っていく上で先行競馬に目途が立った「収穫のある敗戦」だったのではないだろうか。

 昨年の川崎記念は中団から早めに進出する競馬を試みたが、ホッコータルマエを捕らえ切ることができなかった。今年はホッコータルマエこそもういないが、逃げ馬には活きの良いケイティブレイブがエントリーしている。

【川崎記念(G1)サウンドトゥルー】年末の東京大賞典で約4年ぶりに見せた積極策。最優秀ダートホースが脇役から「主役」へモデルチェンジのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!