JRA かつての天才騎手が連日「暴走」 の大失態!? 武豊超え記録更新も「頼りにならない」理由とは?
22日に行われた新潟競馬9Rでステラダイヤに騎乗した三浦皇成騎手。肝心の結果は18頭立ての16着と振るわなかったが、史上最速・最年少でJRA通算1万回騎乗を達成した。
これにより三浦騎手は、北村宏司騎手の32歳5カ月20日、デビュー13年10カ月7日という従来のレコードを更新。31歳8カ月4日、デビュー13年5カ月22日へと塗り替えた。
デビュー当時、天才の名を欲しいままにしてきた武豊騎手以来の超大物として、大きな期待を寄せられた三浦騎手。2008年のデビューで91勝をマークし、武豊騎手が1987年にマークした69勝を21年ぶりに更新する快挙を達成した。「天才2世」という声すらあった過去に比べると、あれから13年経ったにもかかわらず、JRA・G1を勝てていない現状は意外にも思える。
しかし、ここ一番で「頼りにならない」といった三浦騎手のイメージに拍車をかけたのがこの日のメインレースだった。
快挙達成から約1時間後、三浦騎手はメインレースのNST賞(OP)で1番人気デュアリストに騎乗したが、12着に敗れて人気を裏切った。
15頭立てで行われたダート1200mのレース。好スタートからレースの主導権を握ったデュアリストは、ハイペースで飛ばしたことも響いたのか、直線半ばで失速してしまう。
「終始競られてしまい、息が入らず、厳しい競馬でした」
レース後のコメントで、2番手の馬に競られたことに敗因を求めたが、前半3ハロン32秒9 というペースはいくらなんでも速過ぎたと述べざるを得ない。
同日、小倉競馬場のメイン・北九州記念(G3)は芝1200mの重賞だが、快速馬モズスーパーフレアが刻んだ前半3ハロンですら33秒2なのだ。ましてやNST賞のグレードはオープン。芝より時計の掛かる「ダート」で重賞レースよりも速いラップを刻んだのだから、「暴走」といわれても仕方がないだろう。
「そもそも先にハナに立ったのは、外から好スタートを決めていたクーファピーカブーでした。これを内から押して押して強引に先手を奪ったのがデュアリスト。競られたのはむしろクーファピーカブーの方でしょう。
それにここまでペースが上がるのなら、一旦2番手に控えて抜け出す作戦に切り替えることも出来たはず。共倒れしてしまっては意味がありません」(競馬記者)
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