真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.08.25 06:00
JRAソダシ「超えた」あと1ハロンの壁! クロフネが残した「負の遺産」を初めて克服……、悩める秋ローテで注目される須貝師の言葉
文=高城陽
ひとまずは、距離不安を払拭して秋華賞(G1)を目指せるようにはなったものの、問題はその次のローテーション。日程的に秋の天皇賞(G1)への参戦はないだろうが、それ以外にはエリザベス女王杯(G1)、ジャパンC(G1)なども候補に挙がるはず。
となると、2000mからさらに1ハロン、もしくは2ハロン延長という現実が待ち受けている。依然として距離不安との戦いは続くと見た方がいいのではないか。
そこで思い出されるのが、デビュー当時のソダシについて、管理する須貝師が評したコメントだ。
ダートで活躍した母系のソダシは、血統的にどちらかというと芝よりもダート色が強いと考えられていた背景がある。須貝師が「夢を追うなら芝」ということで金子オーナーの了承をもらっての芝デビュー。「ダートと二刀流」も十分にあり得るだけに、芝に拘らなければ、選択肢はかなり広がるだろう。
地方交流重賞やチャンピオンズC(G1)なども視野に入る。同レースはダート1800mと、好走条件にもピッタリ。ジャパンCや有馬記念を目指すよりは、ハードルも低そう。さらに、距離延長という課題を度外視すれば、マイル戦ということもあるか。
いずれにしても、白毛のアイドルが歩む今後のローテーションは、注目の的になることは間違いない。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
PICK UP
Ranking
23:30更新
「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 高知競馬10年間で「売上10倍」の快挙! かつてハルウララ騎乗の武豊騎手が「悲惨」と憂いた競馬場が「時代の風」に乗る
- JRA「パワハラ裁判」木村哲也調教師が復帰。大塚海渡騎手への暴言、暴力行為による調教停止処分から約3か月…若手実力派調教師の汚名返上に期待
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か















