
JRA白熱するサマージョッキーズシリーズ首位争い!重賞初制覇の大チャンス逃した暫定1位のアノ騎手はデビュー7年目で“G3職人”に変貌中⁉

サマージョッキーズシリーズ(以下、SJS)の首位争いが白熱している。
6月13日に行われた函館スプリントS(G3)を皮切りに、対象となるレースは9月12日の京成杯オータムH(G3)までの全15レース。騎乗したジョッキーには、それぞれの成績に応じたポイントが付与され、そのポイントを競い合ってチャンピオンが決定する。
現在首位に立っているのは、26ポイントを獲得している鮫島克駿騎手。22日の北九州記念(G3)ではファストフォースで2着に入ってポイントを加算した。
2位はこちらも22日の札幌記念(G2)でラヴズオンリーユーを2着に導いた川田将雅騎手。現在24ポイントで、その差はわずか「2」ポイントだ。
暫定首位に立っている鮫島駿騎手の成長も目を見張る。SJSの成績が示すとおり、今年6月以降の重賞では、ほとんどのレースで上位争いに顔を出す“常連”ジョッキーへと変貌を遂げている。
SJS対象レースのCBC賞(G3)では、松山騎手から乗り替わった8番人気のファストフォースで優勝。北九州記念でも同馬に継続騎乗して2着と、代打騎乗のチャンスをモノにして存在感を見せた。
それ以外のG3でも、函館スプリントSとアイビスSDで2着。特に函館スプリントSで騎乗したカレンモエは、現在ケガで休養中の北村友一騎手の代打騎乗で2着入線を果たした。
さらに今夏の鮫島克駿騎手は、SJS対象外の重賞レースでも大活躍。函館2歳S(G3)はカイカノキセキで2着に好走。レパードS(G3)では6番人気のレプンカムイを3着に導くなど、デビュー7年目の若武者は、今夏の重賞戦線では無視できない存在となった。
実は6月以降、鮫島駿騎手の重賞レースへの騎乗機会は8回あったが、そのうち4着以下に沈んだのは、わずか2回。6月5日の鳴尾記念と7月18日の中京記念(ともにG3)で、ほか6回は全て3着以上という好成績を残している。
鮫島駿騎手と重賞レースといえば、2019年7月のアイビスSD(G3)で有力馬と目されたライオンボスに騎乗予定も、前日の小倉競馬で落馬負傷。翌日は無念の乗替わりとなった結果、代打騎乗の田辺裕信騎手が優勝。自身の重賞初制覇の大チャンスを逃したという苦い経験を持っている。
その悔しさをバネに、2020年2月の小倉大賞典ではカデナで念願の重賞初制覇を達成。さらに今年5月には、新潟大賞典をサンレイポケットで優勝。前述したCBC賞は自身3度目の重賞制覇であり、過去に制覇した重賞の格付けは全てG3である。
さらに、騎乗した6月以降の重賞レースは全てG3。まさに“G3職人”と呼ぶに相応しい活躍を見せている。
そんな “G3職人”へと変貌中の鮫島駿騎手。トップジョッキー川田騎手に競り勝ち、SJSチャンピオンの座を掴むことができれば、秋以降も重賞戦線の“常連”ジョッキーの座をキープできる可能性も広がるはず。
実りの秋へ、さらには“G3職人”からG2、G1の舞台でも活躍するジョッキーへと成長することを願いながら、残りの夏競馬でも鮫島駿騎手の騎乗ぶりに注目したい。
(文=鈴木TKO)
<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。
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