JRA 武豊の「不安」は現実化する!? キーンランドC(G3)全てはメイケイエールのスタート次第…「決め打ち」で狙う札幌Cコース替わりの「◎」とは
29日、夏のスプリント重賞であるキーンランドC(G3)が行われる。
10年前にはカレンチャンが、このレースをステップにスプリンターズS(G1)を優勝。一昨年の勝ち馬ダノンスマッシュも後に香港スプリント(G1)や高松宮記念(G1)を勝利しているように、今後のスプリント戦線を占う重要な一戦といえるだろう。
昨年はエイティーンガールが大外一気を決め外差しの競馬となったが、3年前はナックビーナスの逃げ切り勝ち。例年は札幌記念(G2)週からCコースへと替わるが、今年は今週からと変則的で予想も難しくなりそうだ。
先週の札幌記念では3角先頭のソダシが押し切り、3着ペルシアンナイト、4着マイネルウィルトスの2頭は内目を突いた差し馬。最終レースの1200m戦も、勝利したのは2番手追走のスイートクラウンで、3着には8番人気のタピオカは逃げ残っている。
例年は1回、2回と連続開催で行われる札幌競馬だが、今年は函館開催を挟み2回札幌が始まってから3週目。今週からCコースに替わることを考えても、外々を回すロスは大きそうだ。
外目から先行でき、内目をキープできる馬。もしくは、穴なら内の好位から差してきそうな馬を狙いたい。
「◎」は、1番ロードアクア。
前走のUHB賞(OP)では11着に惨敗。しかし、陣営は「前走は枠にも恵まれなかったし、勝ち馬から0.3秒差とそう負けてはいない。勝った2走前もそうだが中1週でピリッとした感じだし、力を出し切れれば重賞でもやれると思うよ」と巻き返しを図る。
陣営も話すように前走は外枠で内に入れることができず、外々を回って直線失速。ただ、2走前のTVh賞(OP)では外枠ながらも逃げ馬の外まで出していき、4角先頭から押し切った。
今回は最内枠を引き、内目でジックリと先行できそう。一長一短なメンバーだけに、展開がハマれば一発あると見た。
「○」は、12番レイハリア。
こちらは3連勝中の3歳牝馬で、今回のメンバーでは最大の上がり馬といえるだろう。
関係者は「古馬とは初対戦となりますが、51kgは魅力。今週からCコース替わりなので、持ち前のスピードをフルに活かせそうですね」と話しており、ここは絶好の舞台。今回は3カ月の放牧明けで、馬体重が460kg前後と増えているようだが「太いわけではなく、体つきに成長を感じる」とのことで、さらなるパワーアップも見込める。
芝の1200m戦で2連勝中と、底を見せていないレイハリア。未勝利戦をダートで勝ち上がっているように馬力もありそうで、休み明け初戦から能力全開となりそうだ。
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