
【運命の最終戦】金子真人オーナー、シャケトラの妹サヴァニャンも「最後」の生き残りをかけて出走……必見の3歳未勝利【日曜編】
土曜の3歳未勝利は10レース行われて1番人気は3勝のみ。どれも激しいレースが続いた。ジョッキーの騎乗ぶりを見ても、他の条件戦と比較してより力が入っているように思えたほどだ。勝利した陣営はホッとしただろうし、僅差で勝利を逃した陣営の悔しさも相当なものだろう。
日曜も同様に3歳未勝利に注目したい。中でも新潟4Rの芝2000mが特にポイントの高いレース。というのも新潟で行われる芝2000mの3歳未勝利は、このレースが最後なので、ここが適距離の馬はすべてをかけて挑んでくるからだ。実際にノーザンファームの良血ディープインパクト産駒はC.ルメール騎手を確保して勝負してくるし、他にもノーザンファームや社台ファームの血統馬がズラリと揃った。さらに小倉は芝の3歳未勝利が3つ組まれているが、シャケトラの妹サヴァニャンといった注目のディープインパクト産駒などが出走する。
見どころ満載となった日曜の3歳未勝利も、現地で取材を行う記者の枠順確定後の最終情報を踏まえた注目馬を紹介する。
■日曜の3歳未勝利と注目馬
札幌2R【ダ1000m】バンベルク
ノーザンファームの生産馬でキャロットファームの募集馬。ここまで2着が4回あり陣営としては何とか勝たせたいところ。スペシャリティ、ウインカンターレが強敵。
札幌3R【ダ1700m】ウィズザワールド
ハートレーの妹、インカンテーションの妹、セレクトセールで落札されたディープインパクト産駒など多様なメンバーが出走。だがここはウィズザワールドが抜けている。新馬戦で2着に好走した実力馬で、前走も勝ちに等しい2着。ここは落とせないだろう。
札幌4R【芝2000m】アースフレア
2頭のFrankel産駒に注目が集まるが、ここはアースフレアが狙い。好走したときはうまく逃げが嵌った時で、今回も単騎逃げが可能なメンバーでCコース。大外16番は懸念材料も前走が15番で2着なので問題ない。オーナーブリーダーの所有馬で、引退後の繁殖牝馬としての価値も考えて、何とか勝ち上がりたいところ。
札幌6R【ダ1700m】シゲルダイナミック
ルメール騎手が札幌滞在ならルメール騎手が乗るはずだったが、新潟遠征のため同じエージェントの武豊騎手が騎乗。実力的にスムーズな競馬ならあっさりだろう。セレクトセールで9288万円だったレインボーラインの弟ヒシハルクは初ダートでも厳しそう。
新潟2R【ダ1800m】ジジ
3戦連続2着で、前2走はともに勝ち馬と同タイム。陣営のフラストレーションはかなりのもの。「前走は早めに押し出されたし、勝ち馬にマークされて厳しい展開。何とかしたい」と陣営も意気込む。ここを勝ってスッキリしたいところ。
新潟4R【芝2000m】クイーンズキトゥン
サンデーレーシングにて8000万円で募集されたディープインパクト産駒で、藤沢和雄厩舎とルメール騎手という組み合わせ。「9月5日の芝2200mと両にらみでしたが、相手関係と状態をみてここに出走。7月に骨瘤が出て休ませた影響はありません。状態はいいだけに何とかしたいです」と期待は高い。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
関連記事
JRA 「初タッグ」大馬主×名トレーナーまさかの1番人気4着……スタート後手から幼さの残るチグハグなレースぶり、悲願ダービー制覇に早くも「黄信号」が点灯か
JRAルメール×キタサンブラックが6馬身圧勝デビュー! 「パワーアップしたら凄いことになる」父の主戦・武豊とのコンビ実現の可能性は?
JRA父ディープインパクトを彷彿とさせる7馬身差のレコード圧勝! 「強い勝ち方でした」クロノジェネシス厩舎から超大物登場か
JRA藤田菜七子&野中悠太郎、合わせて「100連敗」間近の苦戦!? 丸山元気も参戦の三つ巴、「兄妹弟子対決」で師匠に久々新馬戦勝利を届けられるか?
JRAの「忖度」でとんだとばっちり!? 引き受けた厩舎は次走聞かれて戸惑いも……。 禁止薬物、パワハラ疑惑「渦中」の調教師に意外な特別措置