真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.08.31 06:00
JRA 開始早々「91%」が散ったWIN5! “確勝”といわれた重賞級の期待馬はなぜ敗れたのか、横山武史が危惧していた「弱点」とは
文=寺沢アリマ
単勝1.2倍の断然人気が敗れたことでWIN5は1Rから発売票数の約91%が外れるという大波乱の結果に……。WIN5は、対象5レースすべての1着馬を的中させる券種。点数を増やさないためには、どこかで絞る必要があるため、このレースをエマージングロール1頭に絞って購入したファンが大多数だったということだ。
この敗戦に同馬の「“弱点”が影響したのでは?」と記者は話す。
「横山武騎手は、以前エマージングロールについて、『砂を被った時に嫌がり苦しさを見せる』と発言していました。
内枠ですから包まれて砂を被るのを避けて出していったと考えられますが、枠順に恵まれませんでした。外枠なら周りの出方を見ながらレースが可能だったかもしれません。
とはいえ、まだキャリアの少ない3歳馬でしたし、過剰人気だったということでしょう」(競馬記者)
陣営が戦前に「まだ底を見せていないので、昇級でも楽しみです」と期待を膨らませていたが、残念な結果。次走、エマージングロールの巻き返しには“自分との戦い”が最重要課題となりそうだ。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA「225万」泉谷楓真の逃走劇はなぜ起こったのか!? 12番人気の勝利にWIN5ファンは悲鳴、超大穴馬が見せていた絶好サインとカフェインに関係?
JRA 「生存者なし」WIN5ラストキャリーオーバーから1年! 波乱を演出した“3頭”が揃い踏み! 今年の主役はアドマイヤジャスタ、メイケイダイハードでもなくあの馬
大井競馬「史上最高」2億2813万165円馬券の「50円販売」に羨望の声……売り上げ“伸び悩み”JRA WIN5との「大きな違い」とは
キャリーオーバーなしでも「億越え」配当は当たり前!? 最高難易度なのに「最高」の控除率の矛盾に阿鼻叫喚、ファンを「絶望」させたここまでのWIN5を振り返る
JRA 「億超え」連発WIN5に阿鼻叫喚の嵐!? 大本命ソダシ敗れてもキャリーオーバーなし、早くも今年4度目の「億り人」が誕生