GJ > 競馬ニュース > 「27万馬券」演出の背景に...  > 2ページ目
NEW

JRA「27万馬券」演出に西山茂行オーナーと主戦騎手の絆!? “泣いて馬謖を斬る”クラシック候補の降板劇でも話題騒然、「2年2カ月ぶり」激走に期待高まるラストシーズン

【この記事のキーワード】, ,

「着差が着差ですから悔しい思いもあります」

 一見、人気薄の好走にも思えるこの結果も、もう少しうまく乗れていれば、1着も狙える状態と感じていた勝浦騎手の気持ちが伝わる。西山オーナーはブログ内で、「ここでわしが勝浦の乗り方について書くと、またそこだけ拡散されるので、触れない」と多くは語らなかったものの、オーナーなりの叱咤激励というところか。

 過去には、勝浦騎手が主戦を任されていたニシノデイジーの降板で話題騒然となったこともある。同馬は2歳重賞で好結果を残し、翌年のクラシック候補といわれた期待馬。春二冠で振るわなかったこともあり、秋のセントライト記念(G2)5着を機に菊花賞(G1)はC.ルメール騎手へと乗り替わりが発表された。

 この “泣いて馬謖を斬る”という一件もあったものの、その後の“両者の絆”に変わりはない。ときには“愛のムチ”も見せるオーナーからの期待に応え、結果を出した勝浦騎手もまた見事といえる。

 健在ぶりを見せつけたとはいえ、来年からセイウンコウセイの種牡馬入りは既定路線で、年内あと1~2戦を予定しているとのこと。

 ラストシーズンに有終の美を飾るに相応しい舞台は、やはりスプリンターズS(G1)だろうか。セイウンコウセイ×勝浦騎手のコンビが、秋の中山競馬場で再び見られることに期待したい。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

JRA「27万馬券」演出に西山茂行オーナーと主戦騎手の絆!? “泣いて馬謖を斬る”クラシック候補の降板劇でも話題騒然、「2年2カ月ぶり」激走に期待高まるラストシーズンのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛