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2021.09.01 06:00
JRA「27万馬券」演出に西山茂行オーナーと主戦騎手の絆!? “泣いて馬謖を斬る”クラシック候補の降板劇でも話題騒然、「2年2カ月ぶり」激走に期待高まるラストシーズン
文=黒井零
「着差が着差ですから悔しい思いもあります」
一見、人気薄の好走にも思えるこの結果も、もう少しうまく乗れていれば、1着も狙える状態と感じていた勝浦騎手の気持ちが伝わる。西山オーナーはブログ内で、「ここでわしが勝浦の乗り方について書くと、またそこだけ拡散されるので、触れない」と多くは語らなかったものの、オーナーなりの叱咤激励というところか。
過去には、勝浦騎手が主戦を任されていたニシノデイジーの降板で話題騒然となったこともある。同馬は2歳重賞で好結果を残し、翌年のクラシック候補といわれた期待馬。春二冠で振るわなかったこともあり、秋のセントライト記念(G2)5着を機に菊花賞(G1)はC.ルメール騎手へと乗り替わりが発表された。
この “泣いて馬謖を斬る”という一件もあったものの、その後の“両者の絆”に変わりはない。ときには“愛のムチ”も見せるオーナーからの期待に応え、結果を出した勝浦騎手もまた見事といえる。
健在ぶりを見せつけたとはいえ、来年からセイウンコウセイの種牡馬入りは既定路線で、年内あと1~2戦を予定しているとのこと。
ラストシーズンに有終の美を飾るに相応しい舞台は、やはりスプリンターズS(G1)だろうか。セイウンコウセイ×勝浦騎手のコンビが、秋の中山競馬場で再び見られることに期待したい。
(文=黒井零)
<著者プロフィール>
1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。
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