真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.09.17 12:00
JRA「G1級」活躍馬や良血馬が出品されることも!?新たな活躍の場を広げる「競馬界の潤滑油」サラブレッドオークションとは?
文=寺沢アリマ
ここまで紹介した馬は、JRAで実績を残した馬ばかり。一方で、JRAでは目立った成績をあげていないが、同オークションで落札された後に急成長し「お買い得品」となった馬もいる。その代表格がアスティ(セ5歳、美浦・堀口雅広厩舎)である。
09年エリザベス女王杯(G1)優勝のクィーンスプマンテを母にもつ良血馬も、3歳未勝利戦期間内に勝ち星をあげられず大井競馬へ移籍する。移籍後はダートが合わないのか、JRA時代よりも悪い成績となったためオークションへ出品された。
良血馬が61万円という格安で落札された後、笠松競馬へ移籍。ここでJRA復帰条件を満たす3勝をマーク。得意の芝のレースがあるJRAへ復帰すると2月の小倉1勝クラスで待望のJRA初勝利をあげた。昇級後もコンスタントに賞金を加算しており、新たな馬主になってから約1700万円稼いでいる。
そういう意味では、第2の活躍の場を得られるオークションは、サラブレッドの活躍の場を広げる「競馬界の潤滑油」の存在を果たしているともいえる。ナムラドノヴァンも新しい馬主に迎えられることになるが、JRA時代に見せた末脚を発揮し、再び活躍することを期待したい。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
今村聖奈に続き坂井瑠星も“イチャイチャ動画”が流出!? パートナー愛を試される大一番
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA若手騎手がコロナ禍の「合コン」発覚で師匠から大目玉! 遅刻、夜遊び、相次ぐ“素行不良”にモラル低下を危惧する声……、危機管理の甘さが導いたきっかけとは
- JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
関連記事

JRA武豊を「確保」した“競馬界と無縁”の調教師にファン歓喜!? 福永祐一も絶賛した腕利きとローズS(G2)で権利獲り!

JRA「エアグルーヴ×ベガ」日本が誇る名牝の集大成!? 藤沢和雄師最後のダービー馬候補は“ズッコケ”も……、ドゥラメンテの忘れ形見に懸かる大物誕生の期待

JRA社台グループ「先物買い」に光る先見の明!? ジオグリフやルヴァンスレーヴ級の大物が登場、旋風を巻き起こしたダートのスプリンターはサンデーサイレンスの再来か

JRA苦境続きの騎手へ恩師から「非情宣告」!? 何度もチャンスを与えた陣営が“降板”に踏み切った原因とは……

JRA 「武豊×ノースヒルズ」も“キズナ”は深まらない!? コントレイルと同じ「秋競馬2週目デビュー」期待馬トゥデイイズザデイに圧し掛かる不安点とは
















