JRA川田将雅レイパパレが“避けたい” 18年前の悪夢? 武豊があの名牝とたどった「初黒星」、敗戦直後のオールカマー(G2)は運命の分かれ道!?
26日に行われるオールカマー(G2)には今年4月の大阪杯(G1)を制したレイパパレ(牝4歳、栗東・高野友和厩舎)がスタンバイ。秋の始動戦を初めてとなる中山競馬場で迎える。
昨年は牝馬3冠レースへの出走は叶わなかったが、暮れのチャレンジC(G3)を制覇。デビューから無傷の5戦5勝で大阪杯に駒を進めた。
レースは、コントレイル、グランアレグリア、サリオスの3頭が人気を集め、レイパパレはあくまでも3強に次ぐ4番手扱い。しかし、ゲートが開くと鞍上の川田将雅騎手が積極的にハナを奪い、他の有力馬が道悪に苦しむ中、レイパパレはあれよあれよの逃げ切り。最後は後続を4馬身突き放す完勝だった。
裏街道を歩んできた小柄な牝馬は、グレード制が導入された1984年以降、3頭目となる無敗での古馬G1制覇を飾った。
実は、レイパパレを含めて無敗で古馬G1を制した3頭だが、いずれもその直後のレースには敗れている。
1頭目は、武豊騎手とのコンビで2002年の秋華賞(G1)とエリザベス女王杯(G1)を勝ち、デビュー7連勝を懸けて有馬記念(G1)に臨んだファインモーションだ。スタンド前の大歓声にエキサイトすると、道中でタップダンスシチーに執拗に絡まれる不運も重なり、シンボリクリスエスの5着に敗れた。
もう1頭は、19年チャンピオンズC(G1)を無傷の6連勝で制したクリソベリル。年明け初戦に海外遠征を果たすも、サウジCで初黒星となる7着に敗れた。
一方、記憶に新しいレイパパレは、今年6月の宝塚記念(G1)で女王クロノジェネシスに挑戦。2番人気に支持されたが3着に敗れ、デビューからの連勝は「6」で止まってしまった。
古馬G1制覇直後の7戦目で初黒星を喫したというのが3頭の共通点だが、ファインモーションとクリソベリルはその後、やや違う道をたどっている。
有馬記念でリズムを崩され1番人気を裏切ったファインモーション。半年以上の休養を経て、夏の札幌クイーンS(G3)で復帰したが、逃げたオースミハルカを捉えきれずまさかの連敗を喫した。その秋にはマイルCS(G1)で惜しい2着という好走もあったが、有馬記念前に見せた勢いはなく、結局5歳秋に引退するまで、G2を2勝追加するにとどまった。
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