JRA タイトルホルダー横山武史「ソーヴァリアントの方が上」!? 2頭の背中を知る騎手だからこそ知り得る「力関係」とは

20日、中山競馬場で行われたセントライト記念(G2)は、9番人気のアサマノイタズラ(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)が勝利。
2着に2番人気のソーヴァリアント(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎)、3着に5番人気のオーソクレース(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)と比較的上位人気の馬が続いたが、3連単は30万円オーバーの波乱となった。
結果的に波乱決着に一役買ってしまったのが、タイトルホルダー(牡3歳、美浦・栗田徹厩舎)だ。中山競馬場では弥生賞(G2)勝利、皐月賞(G1)2着をはじめ4戦して2勝2着1回4着1回。全て掲示板圏内と安定していることが評価され、単勝2.9倍の1番人気に支持された。
レースでは好スタートを決めて、これまでのように先行策で2番手につける。しかし2コーナー付近で4番人気のルペルカーリアが位置を上げて3番手に位置が下がると、3コーナー付近で進出を開始した3番人気のグラティアスに蓋をされる格好に。
有力馬に囲まれた状態で直線を迎えるが、前を走るルペルカーリアは伸びもバテもせず。また隣のグラティアスは内へ寄れたため、タイトルホルダーは八方塞がりの状況に。行き場を失ったタイトルホルダーはズルズルと後退し、ブービー13着に終わった。
騎乗した横山武史騎手は「マークされる立場で厳しい展開になりました。直線も進路がなく、うまく導く事が出来なかったです」と肩を落としていた。仮に直線で進路を確保さえすれば、1番人気の支持に応えていたかもしれない。
しかし、現場の記者からは意外な答えが返ってきた。
「あくまで内輪の中での話ですが、戦前に横山武騎手が『タイトルホルダーよりもソーヴァリアントの方が上』と話していたので余計に驚きました。
ソーヴァリアントに関しては前走が大野拓弥騎手の騎乗停止による代打騎乗。タイトルホルダーでセントライト記念と菊花賞(G1)のセットでの依頼を受けていたのでソーヴァリアントに乗る事は最初からなかったですが、本人もつい本心が出た感じで、本当はソーヴァリアントに乗りたかったと思いますよ。
両方の背中を知るだけに説得力がありますし、もしかしたらタイトルホルダーは、あそこで詰まらなくても、ソーヴァリアントやアサマノイタズラには敵わなかったかもしれません」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- JRA朝日杯FS(G1)「不要説」再燃!? “本領発揮”ホープフルSに完敗、マル外ダービー「消滅」の二の舞か……。転機となった3年前の逆転劇
- 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
- M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?
- 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
関連記事

JRA「内枠先行有利」の中山は横山武史の独壇場!? 中京は福永祐一VS川田将雅の争い……芝はノーザンファームが席巻か【秋競馬攻略のポイント】

JRA戸崎圭太、横山武史、大野拓弥「結果出ず」でもいいとこ取りは誰!? 強運の持ち主に「貧乏くじ」を引かされた被害者との明暗

まさに覚醒! 北海道の王者・JRA横山武史騎手で稼ぐ! 最終週札幌の「買える条件」「買えない条件」とは?

JRA 開始早々「91%」が散ったWIN5! “確勝”といわれた重賞級の期待馬はなぜ敗れたのか、横山武史が危惧していた「弱点」とは

JRA「史上初」横山親子が “3連複”の快挙!「父兄参観」父・典弘は新潟で存在感、達成の裏に“空気を呼んだ” 武豊の存在
















