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武豊騎手が1分間で見せた”超感覚”が凄すぎる「テニスの錦織圭」と「競馬の武豊」2人のカリスマが語る特殊な「聖域(ゾーン)」とは

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「脚をなくした先行馬が、どこから下がり始め、どこで馬一頭分の隙間ができるのか? すべて見えていたような気がします」

競馬における1200mは古くから「電撃の6ハロン戦」と例えられているように、わずか1分少々で決着する一瞬の勝負である。

一つのミスが”致命傷”になることは珍しくなく、例えば昨秋のスプリンターズS(G1)では1番人気のビッグアーサーに騎乗していた福永祐一騎手が、一瞬の判断を誤って大敗を喫している。

シルクロードS(G3)は、そんな瞬時の判断力が何度も要求されるスプリント戦なのだが、そこで武豊騎手は「すべてが見えていた」というのだ。

無論、そこには30年以上の時間を「日本のトップ騎手」として重ねてきた膨大な経験の裏打ちがあることは間違いない。だが、これほど人間離れした集中力の発揮は、あの時の武豊騎手がアスリート特有の極限状態「聖域(ゾーン)」と呼ばれるものに入っていたのではないだろうか。

昨年末、テニスの錦織圭選手がB’zの稲葉浩志との対談の中で「聖域」について語っているが、年間60~70試合程度をこなしている錦織選手が「聖域」に入るのは、年に1度か2度あるかないかだそうだ。

ただし、1ポイントや1セットなどの「短時間の聖域」であれば、試合中に遥かに高い頻度で訪れることがあるという。おそらく武豊騎手がシルクロードS の1分7秒8の間に見せた”超感覚”は、そういった「聖域」だったのかもしれない。

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