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皐月賞(G1)2年連続で騎乗停止のM・デムーロ騎手。本当に「ゴメンナサイ」したい相手は……

keiba0224xs.jpg競馬

「史上最高」のメンバーと言われ、その評価に違わぬハイレベルな戦いが繰り広げられた先週の皐月賞(G1)。

 最終的には、蛯名正義騎乗のディーマジェスティが鮮やかな直線一気で見事優勝。今年の皐月賞はレースレコードの決着、さらには売上げ186億4,631万2,700円と前年から10%以上も増加する大盛況の内に幕を閉じた。

 勝利騎手インタビューで「すべてが上手くいきました」と会心のレースを満足そうに語る蛯名騎手。さらには壇上で熊本地震への義援金活動を呼び掛ける一幕もあり、5万人以上が詰め掛けた競馬場は大きな歓声と拍手に包まれていた。

 しかし、そんな「大団円」を迎えた今年の皐月賞で、独り”蚊帳の外”に置かれているジョッキーがいた。

 2番人気のリオンディーズに騎乗していたものの、騎乗停止処分を受けたM・デムーロ騎手である。

 レースでは、最後の直線でデムーロ騎手の右ムチを受けたリオンディーズが左側へよれてしまい、武豊騎乗のエアスピネルとC・ルメール騎乗のサトノダイヤモンドの進路を妨害。リオンディーズは5着降着を言い渡され、さらには約2週間の騎乗停止とデムーロ騎手にとっては、後味の悪いレースになってしまった。

 実は、デムーロ騎手はドゥラメンテに騎乗した昨年の皐月賞でも斜行し、同じように約2週間の騎乗停止処分を受けている。つまり、ここ2年の皐月賞はデムーロ騎手にとってある意味”縁起が悪い”レースとなってしまっているということだ。

 それにしても2年連続で人気馬に乗って”やらかしてしまった”デムーロ騎手としては、馬券を買って応援してくれたファンを始め、皐月賞に参加していた多くの関係者に「ゴメンナサイ」とお詫びしたいところだろう。

 しかし、そんな中でも深く「ゴメンナサイ」と頭を下げたいのは、同じく外国人騎手としてJRA騎手となったルメール騎手ではないだろうか。

 実はルメール騎手、昨年はサトノクラウン、今年はサトノダイヤモンドと2年連続で1番人気に騎乗しながら、共にデムーロ騎手の斜行の煽りを受けて敗退しているのだ。ルメール騎手からすれば先週の桜花賞(G1)でも断トツ1番人気だったメジャーエンブレムで敗れた際、勝ったのがデムーロ騎手ということもあり、まさに踏んだり蹴ったりだろう。

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