
今夜放送『情熱大陸』密着ドキュメンタリー番組の視聴率はM・デムーロ騎手の手腕に懸かっている!?

いよいよ、3歳牡馬クラシック第一弾・皐月賞(G1)当日を迎えた。今年はサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキの三強を始めとしたハイレベルな実力馬が集い、近年稀に見る激戦が予想される。競馬ファンでなくとも、必見の一戦になりそうだ。
中でも『本日の主役』は、リオンディーズの主戦を務めるミルコ・デムーロ騎手。先週、すでに牝馬クラシック第一弾・桜花賞(G3)をジュエラーで優勝しており、今日の皐月賞を勝つと「クラシック独占」という偉業が見える大一番を迎えている。
そして、デムーロ騎手が『本日の主役』を務めるもう一つの理由が、23時25分からMBS系で放送が予定されている人気密着ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に出演することが決まっていることだ。
「昨年28億の賞金を勝ち取ったJRA初の外国人ジョッキー。その強さの秘密と溢れる日本愛・家族愛に密着!」(公式HPより)と銘打たれた今回の放送は、競馬ファンなら必見の内容。
だが、果たして視聴者にどのような”心境”で鑑賞されるか……すべては、皐月賞のリオンディーズの走りに懸かっていると述べても過言ではない。
番組関係者にとって”最高”の形は、リオンディーズとデムーロ騎手が見事に皐月賞を優勝し「そこには、このような感動の秘話があった」という形で『情熱大陸』が放送されることだろう。
だからこそ、番組関係者からすれば何がなんでもリオンディーズの勝利、それもできれば”圧勝”を期待したいところ……リオンディーズが皐月賞で強い勝ち方をすればするほどメディアへの反響は大きく、それは同時に『情熱大陸』の視聴率にも大きく影響するからだ。
しかし、逆にリオンディーズが皐月賞で完敗しようものなら、今夜の『情熱大陸』は視聴前から「無価値」と評される事態もあり得るはずだ。
だが、番組関係者からすれば「視聴率が馬任せになる」今回のようなリスクの高い”ギャンブル”を行うくらいであれば、もっと事前にデムーロ騎手が出演する『情熱大陸』を放送する選択肢もあったのではないか。
少なくとも今回の皐月賞の前に放送を済ませていれば、本番でも1番人気になりそうなリオンディーズとデムーロ騎手の知名度からも、一定の視聴率は確保できたはずだが……。
どうやら『情熱大陸』には、それができない”前科”があるようだ。
『情熱大陸』が競馬を題材として取り上げた2014年04月27日放送の「チームキズナ」では、当時の番組は日本ダービー(G1)を勝ったキズナが、世界最高峰の舞台となる凱旋門賞(G1)に挑む1年を追った競馬ファン納得の内容。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬