JRA 伸び悩む「5億円馬」の姉がダートへ転向!? G1・3着の実績馬に一体何が

2019年のセレクトセール当歳において、歴代5位の5億760万円(税込)で落札されたリアド(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)が、今週末の菊花賞当日に行われる阪神5R・2歳新馬戦(芝1800m)でデビュー予定だ。
管理する友道師は『日刊スポーツ』の取材で「セリの時からバネがあって柔らかかった。追い出してスピードに乗るといい動き。いかにもディープ産駒っぽい」と答えており、5億円の価値に相応しい風格が出ているようだ。
「リアドの評判はとても高いです。菊花賞もそうですが、リアドのデビュー戦もとても楽しみです。
一方で、明るい話題が絶えないリアドに対して、姉のギルデッドミラー(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)は最近不調に陥っています」(競馬記者)
ギルデッドミラーは現在まで通算13戦2勝のオルフェーヴル産駒で、昨年のNHKマイルC(G1)で3着の実績がある。他にもアーリントンC(G3)と京都牝馬S(G3)で2着に入るなど、短距離で活躍している馬である。
「2勝と勝ち星は少ないですが、2歳から3歳春までは7戦して6戦が馬券圏内と安定感がありました。唯一馬券圏外になったレースは適性外と言える1800m戦でしたし、それでも5着と掲示板は確保しています。
ただ、3歳夏以降はそれまでの安定感から一転して、馬券圏外が目立つようになりました。2桁着順などの大敗も珍しくありません」(同)
3歳のNHKマイルCまで【2-2-2-1】だったが、それ以降は【0-1-0-5】と馬券圏外が大幅に増加。距離は1200m~1600mに限定されているため、それが原因で敗れたとは考えにくい。古馬の壁にぶち当たった感じもあるが、それ以外にも原因があるらしい。
「現役時代に『金色の暴君』と呼ばれた父オルフェーヴルの影響を受けているのか、テンションが高くレースで行きたがる面があります。また、一時期はモタれる癖も出ていました。とても扱いづらい馬で、気性面のモロさがレースの結果に反映してしまっているのではないでしょうか」(同)
陣営も同馬の気持ちが高ぶらないよう、日頃から調教などを工夫して調整しているが、なかなか結果に結びついていないようだ。そんなギルデッドミラーは、今秋に180度方針転換するという。
「ギルデッドミラーの次走候補の1つに31日のオータムリーフS(阪神ダート1400m)が挙がっています。初めてのダート戦になりますね。
父のオルフェーヴルは現役時代にダートを走っていませんが、ダート重賞を複数勝っているマルシュロレーヌやジャスティンを輩出しています」(同)
ディープインパクト産駒のリアドが「ディープインパクト産駒らしい」と、評価を受けているなら、ギルデッドミラーはオルフェーヴル産駒らしい力強い走りで、新境地のダートで活躍してくれることに期待したい。
(文=坂井豊吉)
<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……
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