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JRA同じ「距離不安説」でもこちらは問題なし!? レイパパレより怖いとっておき「爆穴」特注馬はこれ

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 14日、G1中休みを終えた今週はエリザベス女王杯(G1)が阪神競馬場で開催。昨年は8枠18番の大外枠を克服したラッキーライラックが連覇を達成したが、今年の女王決定戦を制するのはどの馬だろうか。

 10日現在、『netkeiba.com』の予想オッズによると、1番人気は3歳牝馬のアカイトリノムスメ、2番人気に大阪杯(G1)の覇者レイパパレ、3番人気にウインマリリンが単勝一桁台のオッズで人気を集めている。これらから大きく離れた4番人気がウインキートスとなっており、戦前の下馬評ではどうやら三強対決の様相を呈している。

 2週前の天皇賞・秋(G1)もまた三強と目された通り、エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアがワンツースリー。3番人気以内の馬での決着に終わった。

 この流れだと、エリザベス女王杯も同じく人気馬同士で決まる可能性もありそうだが、堅過ぎても面白くないのが穴党の悪い癖。何とか風穴を開けられそうな馬がいないか悪あがきをしてみたい。

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テルツェット 競馬つらつらより

 そこで一際目についたのが、テルツェット(牝4、美浦・和田正一郎厩舎)の存在。マイル戦を4連勝して挑んだヴィクトリアマイル(G1)は、M,デムーロ騎手とのコンビで3番人気に支持されたが、後方のまま見せ場なく14着に惨敗した。

 デムーロ騎手によれば「パドックで少し興奮していて、この舞台にプレッシャーを感じていた」とのこと。初G1挑戦で落ち着きを欠いていたなら、能力を発揮できなかったのもやむなし。敗戦を引きずることなく8月のクイーンS(G3)を勝利して、あっさり巻き返したなら度外視してもいい。

 強調できる材料が多数ある。

 まず【6.0.1.1】という成績は人気を集めるレイパパレとまったく同じ。8戦6勝で75.0%という高い勝率を記録しているということは、能力さえ発揮できれば勝ち負け可能という意味を含んでいる。

 次に前走のクイーンSでマジックキャッスルを破ったことを評価したい。同馬はデアリングタクト世代の秋華賞2着馬だが、ヴィクトリアマイルで3着に好走したほか、それ以外の重賞でもコンスタントに勝ち負けを演じている実力馬。その相手を直線で最後方の位置から一気に差し切ったテルツェットの末脚はG1でも十分に通用するはずである。

 そして、マイル戦で強さを見せていたことにより、距離不安を囁かれていることについてはむしろ好材料。芝2000m以上のレースで未勝利とはいえわずか1戦のみ。それもまだ本格化前だった3歳時に中山のミモザ賞(1勝クラス)でウインマリリンとウインキートス相手に接戦なら、それほど割り引く必要はないだろう。

 血統的にも母ラッドルチェンドは、ラヴズオンリーユーやリアルスティールの半姉にあたる。一族としても半妹がブリーダーズC(G1)を制した血の勢いは追い風となるはず。芝2200mのフィリー&メアターフや芝2400mのオークス(G1)をこなしているなら、テルツェットの距離不安も、些細なことかもしれない。

 ましてや手綱を取るのは「G1勝利請負人」ともいえるデムーロ騎手。一時期の勢いには陰りが見えたが、G1勝利数は現役騎手で武豊騎手、ルメール騎手に次ぐ3位とまだまだ健在である。

 近年はルメール騎手に押され気味だが、オークスをユーバーレーベンで制して意地を見せたように、デムルメ決着の再現も十分に期待できそうだ。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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