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ドバイワールドカップ参戦を賭け、ラニがUAE前哨戦に遠征!昨年UAEダービーで米国三冠切符を掴んだ異端児の「ライバル」は?

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 4日にドバイのメイダン競馬場で行なわれるマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)に日本からラニ(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)が出走する。

 2012年にG1昇格を果たしたマクトゥームチャレンジR3。世界のダート王決定戦ドバイワールドカップ(G1)の重要な前哨戦として、これまでドバイミレニアムやエレクトロキューショニストといった世界的名馬がこのレースと本番で連勝を飾っている。

 また日本からも過去にレッドディザイア、ウオッカ、トレイルブレイザーの3頭が出走しており、特にレッドディザイアとウオッカが挑んだ2010年は前者が優勝。そのレッドディザイアを管理していたのが松永幹夫調教師であり、今回のラニで2勝目を狙う。

 ただ、レッドディザイアが勝利した時はG2で、それも馬場がオールウェザーだった。今回はダートでの開催となるが、昨年のUAEダービー(G2)の覇者ラニであれば問題ないはずだ。

 むしろ日本のダートに苦しんでいた分、世界的名手R.ムーア騎手とのコンビで「水を得た魚」のような走りを期待したい。

 現在は25日のドバイワールドカップデイに、ゴドルフィンマイル(G2)の招待を受けているラニ。だがマイル戦は明らかに短く、本命はあくまでドバイワールドCだ。ここはその招待を受けるためにも負けられない一戦となる。

 レースは8頭立てながら、ラニを含めたチャンスのある馬とやや苦しい馬に分かれた印象。

 中でも、昨年の覇者でドバイワールドCでも4着したスペシャルファイター(牡6歳、UAE・M.リッチー厩舎)は、実績No.1の存在といえるだろう。昨年、快速にものを言わせてレコードで逃げ切っているだけに、ラニにとって最大の強敵となりえる。だが、昨年3月のドバイワールドC以来、約1年ぶりのレースだけにつけ入るスキはあるはずだ。

 マクトゥームチャレンジのラウンド2(G2)を快勝したフリアクルサーダ(牝6歳、UAE・E.シャルピー厩舎)も当然、侮れない存在だ。6歳牝馬だが、南半球のチリ産ということで実質的にはまだ5歳と若い。チリやアルゼンチン、イギリスなど世界を転戦しながらタフ成長を続けている。

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