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JRA知らないと損する「カラクリ」が122万馬券を演出、京都金杯(G3)的中に欠かせない最重要ポイントを見逃すな

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 5日、中京競馬場では年始の重賞である京都金杯(G3)が開催される。

 12番人気の大穴ケイデンスコールが制した昨年は、3着にも14番人気エントシャイデンが入り、三連単の払戻が約122万円という大波乱に終わった。新年早々の超高配当で特大のお年玉をゲットしたツワモノもいたことだろう。

 ただ、他人を羨んでいるだけでは意味がない。今年こそ難解なハンデ戦を的中させ、開幕ダッシュを決めたいと考えるファンにお勧めしたい攻略法に触れておきたい。

 改めて昨年の波乱を振り返ると、やはり例年の京都ではなく中京開催ということがポイントとなりそうだ。これを裏付けるように、1着ケイデンスコール、2着ピースワンパラディは、前走で東京コースを使われていた馬だった。

 右回りで直線が平坦な京都と違い、中京は直線も長く左回り。さらには直線半ばで坂もあり、例年の京都金杯の傾向を鵜呑みにしていては、データの誤差が避けられない。京都という言葉に惑わされずに、あくまで別のレースと考えるのがベターだ。

 なら中京実績のある馬を優先したいところだが、昨年同様に前走中京組はナシ。となると、前走東京組にこそ高配当の使者が潜んでいるという結論に落ち着く。

 ちなみに顔触れを見てみると、前走が東京だった馬は8頭おり、16頭立ての半数を占めている。昨年は5頭だっただけに、8頭の今年はもう少し絞る必要がありそうだ。

 そこで線引きしたいのが、過去10年の勝ち馬の背負っていた斤量。以下は、過去10年における斤量別の成績である。

■過去10年京都金杯、斤量と成績
52.0 0-0-0-5/5
53.0 2-0-2-12/16
54.0 0-2-4-31/37
55.0 4-1-0-27/32
56.0 1-2-2-31/36
56.5 1-0-0-4/5
57.0 2-3-0-14/19
57.5 0-1-1-8/10
58.0 0-1-1-3/5

 御覧の通り、57.5キロ以上を背負った馬は未勝利と割引が必要だ。コースは違えど、斤量についてはそこまでの影響を受けないはず。ここは思い切って57.5キロ以上の馬は、消しの対象としたい。

 これでザダル、ダイワキャグニー、トーラスジェミニの3頭が脱落する。昨年人気を裏切ったシュリ、ダート帰りのバスラットレオンも近走の不振から手は出しにくい。昇級初戦の馬の好走例も少なく、ヴィジュネルも食指が伸びない。

 最終的に残ったのは、56キロのカイザーミノルと57キロで止まったヴェロックスの2頭である。

 前者は一線級が相手だった前走の天皇賞・秋(G1)から大幅なメンバー弱化。ヴェロックスの近況は冴えないが、かつてクラシック三冠で活躍した実績は、ここなら抜けている。昨年のケイデンスコールが、アッと驚く復活劇を見せたなら要注意の1頭だ。

 また、条件を度外視しても狙ってみたいのは、57.5キロを課されているダイアトニックとトーラスジェミニ2頭。いずれも58キロで勝利しているだけに、斤量を苦にしない可能性がある。

 1着候補からは外れるが、2着3着のヒモとしては、馬券的にも十分な妙味を期待できる馬ではないだろうか。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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