GJ > 競馬ニュース > リアファル復活のカギ  > 3ページ目
NEW

逃げの職人・武豊に託されたかつての「超新星」リアファル復活のカギを握るのは”天才”による特別な魔法ではなく「正攻法」だ

【この記事のキーワード】, ,

 何せ、すでに70を超えるJRA・G1を手にしている天才騎手は、未だ4番人気以下での勝利がない。つまりスランプに陥った馬とはほぼ無縁の存在で、強いて挙げるとすれば、スペシャルウィークの天皇賞・秋(G1)と最も有名なオグリキャップのラストランくらいか。

 いずれにせよ、それらの復活は武豊騎手を含めた陣営が、最後まで諦めず真摯に向き合ったからこその結果だろう。少なくともオグリキャップの復活劇について、武豊騎手は「自分が特別なことをしたわけではない」と語っている。

 だが、今回のリアファルに対しては、ただ真摯に向き合って「本来の競馬」に徹するだけでも復活の”きっかけ”になる可能性は充分にある。

 この馬が芝で勝利を上げたマレーシアCと神戸新聞杯は、いずれもレースの主導権を握った外連味のない「逃げ」だった。菊花賞でハナを奪われながらも3着したことで、その後、先頭でレースを支配する逃げは影を潜めていた。

 だが、勝ったレースはいずれも1コーナーから最後の4コーナーまでレースの主導権を握り続ける走りだったはずだ。

 今年の金鯱賞は新設G1大阪杯の前哨戦としてリニューアルされ、リアファルが5着した昨年よりも遥かに強力なメンバーが顔を揃えた。率直に述べて、厳しい状況といえる。

 しかし、「逃げ馬のリアファル」にとって、それはかえって好都合なのかもしれない。強敵が揃うということは、それだけ自分へのマークが薄くなるということなのだから。

 この春、おそらく最も高い注目を集めるであろう大阪杯。最強の逃げ馬キタサンブラックと武豊騎手の「前」で堂々とペースを作っているのは、復活を果たしたこの馬かもしれない。

逃げの職人・武豊に託されたかつての「超新星」リアファル復活のカギを握るのは”天才”による特別な魔法ではなく「正攻法」だのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  3. G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
  4. 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
  5. 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?
  6. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  7. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
  10. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り