JRA日本ダービー馬×岩田望来が京都記念(G2)で新コンビ結成! 昨秋、劇的復活を遂げたマカヒキで重賞連敗街道に幕引き?

明け9歳の今年も現役続行となった、日本ダービー馬のマカヒキ(牡9歳、栗東・友道康夫厩舎)。始動戦は来月13日に阪神競馬場で行われる京都記念(G2)になることが分かった。
昨年10月の京都大賞典(G2)では、中団追走からゴール寸前で1番人気のアリストテレスを差し切って優勝。2016年のニエル賞(仏G2)以来、約5年ぶりとなる復活の勝利を挙げ、ファンに感動を呼んだことはまだ記憶に新しい。
その勢いに乗って臨んだ前走のジャパンC(G1)だったが、結果は14着。1コーナーを9番手以内で回った馬が上位7着までを占める、前残り決着だったこともあったが、マカヒキはスタートから終始後方でほとんど見せ場を作ることができなかった。
騎乗した藤岡康太騎手はレース後、「思っていたポジションが取れなかった。最後は流れ込むかたちになってしまった」とコメント。歳を重ねたことで、極限のスピードが試されるG1では、さすがに荷が重くなってきているのかもしれない。
だが一方、G2では【3-1-2-1/7】と力上位であることを示しており、昨年の京都大賞典では実際にそれを証明してみせた。同じG2レースとなる京都記念ではぜひ巻き返しを期待したいところである。

そんなマカヒキだが、ここ3戦で手綱を執った藤岡康騎手は、京都記念で僚馬のレッドジェネシスに騎乗予定のため、新たに岩田望来騎手とコンビを結成する。
マカヒキがデビューした15年はまだ中学生だった岩田望騎手だが、19年にJRAの騎手としてデビューすると、3年間で早くも通算200勝を突破。昨年は88勝を挙げて全国リーディング6位の活躍で、今年も先週終了時点で7勝を挙げるなど順調なスタートを切った。
だが一方で、近頃は勝ち星よりも、93まで伸びている重賞の連敗記録の方にフォーカスを当てられがちだ。先日、『netkeiba.com』で公開された『競馬対談with佑』の中でも、先輩の藤岡佑介騎手に「重賞、勝ちたいです。連敗記録ばかりが伸びてしまって……」と、その心境を吐露している。
詳しくは記事をご覧いただきたいが、同騎手は今週の根岸S(G3)に有力馬のスリーグランドがスタンバイ。また再来週のクイーンC(G3)には、ワールドプレミアの妹にあたる良血で、自身の手で新馬戦を勝利に導いたショショローザと共に挑むことが想定されている。近日中に連敗ストップの可能性も十分にあるだろう。
「仮に上記2頭で敗れてしまったとしても、京都記念でマカヒキと共に悲願の初重賞制覇を達成すれば、それはそれで劇的な展開になりそうですね。またデビュー4年目の岩田望騎手にとっても、ダービー馬の背中を知ることは、今後の騎手人生にとって大きなプラスとなるでしょう」(競馬誌ライター)
なおマカヒキの僚馬で、同じ金子真人オーナーの所有馬だったワグネリアンが今月5日、多臓器不全のため7歳の若さで急死。現役競走馬のまさかの訃報は、競馬ファンに深い悲しみと喪失感を与えた。
志半ばでこの世を去った後輩ダービー馬の分も含めて、マカヒキの好走を期待したいと共に、今後も無事これ名馬であり続けてくれることを祈りたい。
(文=冨樫某)
<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。
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