JRA カフェファラオの福永祐一チェンジは「凶」!? フェブラリーS(G1)連覇「黄色信号」の不吉データとは

来月20日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(G1)で、連覇を狙うカフェファラオ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)の鞍上が福永祐一騎手になる事が発表された。
これまではC.ルメール騎手が主戦を務め、昨年のG1制覇時も騎乗していた。このコンビでは昨年の同レースから勝ち星がなかったとはいえ、あのルメール騎手が降板したことに驚いたファンは多いだろう。
このニュースを聞いて、SNSでは「ルメールが結果を出していないから仕方ない」「今やトップ中のトップの福永なら復活も期待できる」といった前向きなコメントが見られた。
その一方で、福永騎手への乗り替わりを不安視する意見も。その多くが、福永騎手のダートでの成績を危惧してのものだ。
実際、毎年リーディング上位に名を連ね、通算でも現役屈指の勝ち星を挙げる同騎手。しかし通算成績では芝(勝率14.3%,連対率25.6%,複勝率36.5%)に対し、ダート(勝率12.4%,連対率23.6%,複勝率33.7%)と全ての項目で芝よりもダートの成績が劣っている。2万回近い騎乗数がある中でのこの差は、かなり大きいと言える。
また、東京ダート1600mは特に成績が芳しくない。同条件での通算成績を見てみると、(勝率9.9%,連対率18.0%,複勝率29.8%)。これは、同騎手のダートの通算成績を大幅に下回っており、全ての施行条件の中でもかなり下位に位置する成績だ。
フェブラリーSは、2005年にメイショウボーラーで勝利しているが、全17騎乗で連対はその1回のみ。同レースを勝った事のある騎手15名の中でも、勝率、連対率ともに最下位で、芝の活躍とは対照的に苦しい成績だ。昨年、一昨年はワイドファラオで参戦し、ともに2桁着順に沈んでいる。
芝路線では多くの実力馬を勝利に導き、コントレイルやシーザリオなど多くの代表馬と言える存在がいる一方で、ダート路線ではいまいち存在感に乏しいのも、こういった背景があるのかもしれない。
今回一旦降板する形となったルメール騎手は、同時期に開催されるサウジアラビアでのレースに遠征する可能性もあるが、これまでは有力馬がG1でルメール騎手に乗り替わる事は多々あったが、逆のパターンはあまり多くない。
ここで福永騎手が結果を出すようなことがあれば、ダートが苦手な印象が払拭されるだけでなく、ルメール騎手の独壇場だったG1戦線の騎手ヒエラルキーに一石を投じる事にもなりそうだ。
逆にここで惨敗するようだと、「やっぱりG1はルメール」となりかねないだけに、福永騎手には乾坤一擲の騎乗を期待したい。
(文=椎名佳祐)
<著者プロフィール>
ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。
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